こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
このHPでは、高校生・大学受験生の勉強に関する情報をアップしております♪
さて、先日の記事で「第一志望に合格するためにやってよかったこと4選」を紹介しました。
これらは、不合格と合格の両方を経験した私が、現役時のようすと浪人時のようすを比較して、合格するために徹底する必要があると思ったものです。
今回はこれら4つの「第一志望に合格するためにやってよかったこと」のうち、「試験本番の環境再現」にフォーカスします。
筆者自身の体験談や、塾講師・学習アドバイザーとして働く中で見てきた教え子のようすなどに触れながらお話したいと思います。
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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第一志望合格のための「試験本番の環境再現」
スポーツには「本番は練習のように、練習は本番のように」ということばがありますが、それは勉強・受験においても同じことが言えます。
筆者は浪人時代、「常に本番のような環境をつくり、勉強をする」ということを心がけていて、合否を左右した大きなポイントでした。
この経験から、大学時代に塾講師をしていた頃もですし、現在の学習アドバイザーの活動の中でも、教え子には「本番環境をつくること」については、口ずっぱく伝えています。
筆者は、下記の5項目を徹底し、本番と同じ環境をつくるようにしていました。
- 共通テスト対策では鉛筆・マークシート必須
- 試験会場に近い形の自習室を選ぶ
- 入試当日と同様の時間割で過去問演習
- 入試本番の解答用紙を自分でつくる
- リスニングはイヤホンで聴く
ここからは、これらの環境をつくるのがなぜ大切か、どのようにつくるのかについてお話していきます♪
共通テスト対策では鉛筆・マークシート必須
共通テスト模試を受けるときは、必ず鉛筆を用意して受験しましょう。
普段の勉強では鉛筆ではなく、シャーペンを使用している人が多いと思いますが、やはりシャーペンと鉛筆ではマーク欄の塗り心地は異なります。
また、模試以外でも自分で過去問や予想問題を解くなど、時間をはかって取り組む場合には、鉛筆に加えてマークシートを用意しましょう。
マークシートを用意せずに解く場合、ノートやルーズリーフに選択肢の数字を書くという人が多いと思います。
しかし、数字を書くのにかかる時間と、マーク欄を塗りつぶすのにかかる時間は違います。
また、マークシートをつかう機会を増やすことで、解答欄のズレなどのミスを減らすこともできます。
マークシートは、共通テストの赤本や、予想問題集の巻末についているので、印刷して活用しましょう!
共通テストの受験票が届いたら、受験番号も書き込むようにすると◎です!
試験会場に近い形の自習室を選ぶ
みなさんは、普段どのようなところで勉強をしていますか?
私のオススメは、試験会場に近い形の自習室、つまり「開放自習室」といわれるタイプの自習室です。
通常の教室のようなタイプの自習室ですね。
隣の人との間にしきりがある「ブース型自習室」や自宅での勉強はあまりおすすめしていません。
たしかに、周りに人がいない環境のほうが勉強に集中できるかもしれませんが、試験本番はそのようなところでは受験できません。
「周りに人がいると集中できない」という人は、積極的に開放自習室を利用して、周りに人がいても集中できるように訓練を重ねていくべきです。
筆者は、静寂の中で周りの人がペンを動かす音や、問題のページをめくる音がとても苦手でした。浪人の1年間「開放自習室」だけを使って、かなりこれらの音には慣れましたね。
入試当日と同様の時間割で過去問演習
過去問や予想問題を解く際に時間をはかる人は多いと思います。
ですが、本番と同じ環境をつくるために、時間をはかるだけではなく、開始時刻・終了時刻までそろえて解いてみましょう。
やはり、問題を解くコンディションも、朝・昼・夜ではそれぞれ異なります。
たとえば共通テストであれば社会は朝に解く練習、国語は昼に解く練習…が必要になりますね。
開始時刻・終了時刻をそろえることができなかったとしても、おおまかな時間帯はそろえるようにしましょう。
たとえば、社会を夜に解く、などは避けたほうがよいです◎
筆者が現役生のとき初めて受けたマーク模試、昼休み明けの最初の科目は英語でした。筆者はその試験中、睡魔におそわれまともに問題を解くことができませんでした…
入試本番の解答用紙を自分でつくる
共通テスト対策に必ずマークシートを用意するのと同様に、大学の個別試験についても解答用紙を自分でつくって用意しましょう。
たとえば、筆者が受験した京大の場合、国語は横1cm、縦14cmの解答欄が数行用意されている、という形の解答用紙でした。
縦14cmだと、だいたい1行に23文字程度書くことを想定して問題がつくられています。
ですが、1行20cmのノートに解答を書いていては、問題の条件を変えてしまいますよね。
そこで筆者は、横1cmのノートを買い、必ず縦は14cmのところに線を引いて過去問を解いていました。
それから、こちらは毎回するのは厳しいですが、試験本番の直前は問題用紙も本番と同じサイズで印刷して解いていました。
特に共通テストは、赤本と本番配られる問題用紙の大きさがかなりちがうので、余白で計算する感覚も変わってくると思います。
リスニングはイヤホンで聴く
共通テストのリスニング対策は、イヤホンで音源を聴くようにしましょう。
共通テストの本番では、会場放送ではなく機械がひとりひとりに渡されて、聴くスタイルになっています。
イヤホンで聴くのと、放送で聴くのはかなり音質なども変わってくるので、本番通りにしておくとよいでしょう。
筆者はウォークマンにリスニング教材の音源を入れて、自習室でも聴けるようにしていましたね。今はスマホのアプリでリスニング対策できるものも増えているので、活用してくださいね!
ちなみに、大学の個別試験でリスニングが課され、会場放送で実施される場合は、個別試験対策のみイヤホンを使わずに勉強するとよいでしょう。
家でCDで聴くもよし、スマホから流して聴くもよし。
こればかりは、自習室ではできませんが…仕方ないです。
筆者の場合
筆者は不合格だった現役生のとき、「本番の通りに勉強する」なんてほとんどできていませんでした。
特にできていなかったなあと思うのが「マーク模試を鉛筆で受験する」「開放自習室で勉強する」というところです。
今でもそうなのですが、筆者は昔から前日に念入りに準備をする、みたいなことが苦手で、マーク模試の前日も「鉛筆削るのダルっ」と思って、毎回シャーペンで突撃していました。
筆者が高校時代、もっとも仲のよかった友人は私とは正反対で、準備周到なタイプでした。
そんな彼女は絶対にマーク模試も鉛筆で解いていましたし、それで第一志望に現役で合格していったのを見たのが、私がここまで「本番の通り勉強する」ことを徹底しようと思ったきっかけです。
まとめ
今回は、筆者が第一志望合格にやってよかったと思うことのうち、「試験本番の環境再現」についてお話しました!
他の「第一志望合格にやってよかったこと」についても今後記事にしていく予定ですので、読んでくださいね♪