こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています♪
前回の記事では、「浪人生・予備校で友だちはつくるべき?」というテーマについてお話しました。
さて、予備校の授業が始まって早2か月、こんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか?
ぶっちゃけ、あまり出席したくないな…という授業があります。やっぱり、全部の授業に出るべきなんでしょうか?
うーん、これは全予備校生がぶち当たりそうな壁!笑
予備校は基本的に授業を自分で好き勝手選べるものではなく、パッケージになっています。
カスタマイズできるのは、せいぜい理科や社会などの選択科目のみです。
そのため、「この授業は自分にはあっていないな…」と思う人も少なからずいるように思います。
ということで今回の記事では、予備校の授業はサボっていいの?というテーマで、浪人経験者の私・あぷりこっとが経験談を踏まえてお話したいと思います!
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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予備校の授業をサボる理由
予備校の授業をサボりたいと思う理由には、以下のようなものがあるかと思います。
- 授業のレベルが高い
- 授業のレベルが低い
- 先生の指導方針に合わない
- 先生の人格が許せない
ここからは、それぞれのケースについて詳しく見ていきたいと思います。
授業のレベルが高い
予備校の授業は、クラスごとに少々内容は異なりますが、いずれも「このクラスの学生ならこのレベルの内容は消化できる(すべき)だろう」と、クラス平均をもとに教材がつくられています。
ですので、人や科目によっては「授業のレベルが高い」「授業のレベルが低い」と感じることもあるでしょう。
特に、浪人生になってから初学で勉強している科目がある人は「授業についていけないな…」と感じるかもしれませんね。
しかも、浪人生は現役時に一通り勉強していることを前提に授業が進んでいくので、なおさらです。
一応、先生の発言からは、初学者への配慮も少しは感じられましたが…
初学の科目としてもっとも多いのが社会かと思うのですが、これは何とか独学でも対応可能なので、授業に出席しない、という選択肢もあるかと思います。
ただし、共通テストだけでなく、各大学の個別試験にも必要な科目を初学で勉強している、という人は出席したほうがよいでしょう。
社会の場合、記述のポイントであったり(国公立大)、教科書に載らないようなマニアックな内容であったり(私大)、授業中に先生が触れてくれます。
筆者は浪人生になってから、世界史を初学で勉強していました。そのこともあり、「世界史をサボる」という決断に至りました。その話はのちほど…
レアケースではありますが、数学IIIや理科(理系型)を初学で勉強する、という人もいるかもしれませんね。
数学や理科については、予備校の授業は「前期:基礎固め、後期:実践」というカリキュラムが組まれていることが多いです。
そのため、基礎固めの時期は自分のペースに合わせて勉強し、後期にはクラスメイトに追いつけるレベルになって授業に参加する、というのも1つの手かと思います。
数学や理科は独学が困難であれば、予備校のオプションで個別指導をつけてもよいでしょう。
授業のレベルが低い
先ほどは「授業のレベルが高い」ケースについてお話しましたが、反対に「授業のレベルが低い」と感じる人もいるでしょう。
「わかりきってることを勉強する時間は無駄だから、自分の苦手なことに時間を使いたい!」というパターンですね。
このパターンは、共通テスト対策の授業に対する不満として多いのではないでしょうか。
「共通テスト対策がいらない」と思う人は、授業はサボらず出席するべきだと筆者は考えます。
というのも、授業に出席すれば、共通テスト対策を授業内だけで完結することができるから!
どれだけ得意な科目であっても、共通テストにノー勉で挑むのは結構リスキーです。
「得意だから勉強する必要ない」と思っても、少しは時間を確保するべき。
その少しの時間をすべて授業にしてしまえば楽ですよね!
元理系の私からすると、理科基礎の授業は「正直暇~」と思っていたのですが、「授業出たら他の時間に理科勉強しなくていいじゃん!」と思って出席してました♪
先生の指導方針に合わない
予備校の授業では、1つの科目を1人の先生が受け持つ、というわけではなく、複数人の先生が持つことも多いです。
たとえば現代文であれば、記述対策はA先生、共通テスト対策はB先生、といった分担ですね。
人には相性もありますし、先生にも得意・不得意があるので、「この先生の指導方針は自分には合わないなー」と思うこともあるでしょう。
「指導方針が合わないケース」については、「いろんな考え方に触れてみよう」というスタンスで出席してもいいですし、あまりに自分が混乱するようならば出席しなくてもよいかと思います。
先生の人格が許せない
先生との相性が合う・合わない、というのは指導方針だけでなく、先生の人格によっても起こりうることです。
私の友だちの中には先生のモラハラ的発言を不愉快に感じて、その先生の授業に参加しなくなった子もいました。
浪人生の一年間は、勉強以外の無駄なことを考える時間は極力減らしていくに越したことはないです。
先生の言動が度を超すようならば出席しないという判断をしてもよいと思います。
筆者は幸い問題のある先生には当たりませんでした…ε-(´∀`*)ホッ
予備校の授業をサボる場合の注意点
ここまで予備校の授業をサボりたくなる理由、それぞれの対処法についてお話してきました。
とはいえ、予備校の授業はやはりすべて出席することを前提にカリキュラムが組まれているので、サボる場合には注意点もあります。
以下の2点には気を付けましょう。
- けじめをつける
- 親に伝える
けじめをつける
授業をサボることにした場合は、きちんとけじめはつけましょう。
「なぜ授業をサボるのか」「サボった分、どこで埋め合わせをするのか」必ず自分の中で覚悟を決めてサボりましょう。
覚悟がないと、だんだん他の授業もサボり始めてしまいます。
ひどい人は、1秒も予備校に来なくなることも…ここまで来ると、第一志望合格はほぼ不可能になってしまいます。
親に伝える
授業をサボることを決めたら、「こういった事情でこの授業には行かないことにした」と親御さんにも伝えましょう。
予備校の学費を払ってくれているのは親御さんなので、「学費の一部が無駄になってしまうけれど、自分の目標達成にはやむを得ない判断だ」と正直に話しましょう。
授業はお金と引き換えだ、と思うことで先ほどお話したけじめにもつながります。
筆者の経験談
このホームページの中でも時々話題にしてきましたが、筆者は初学で勉強していた世界史の授業に行くのを途中でやめました。
その理由は、
- 初学で授業についていけなかった
- 予復習に時間がかかるが、「どうせセンター試験前に時間かけるのに無駄だ」と思ってしまった
からです。
特に2つめの理由が大きかったです。
予備校の授業は基本的に、「予習・授業・復習」の1セットと考えられています。
社会系科目は、先生から「予習はしなくていいよ」と言われることも多いですが、授業についていけない私は復習に時間がかかっていました。
その事実に気付いたときに、
社会ってセンター試験の前に時間をかけて勉強するよね?
どうせ今やっても12月には忘れてるよね?
…じゃあ今やらなくていいよね!?!?2次対策に時間かけたほうがいいよね!?!?
という結論に至ってしまいました…
親にも「時間の無駄だと思うから、世界史の授業行くのやめる」と伝えました。
母はお金のことよりも、「初学の世界史を独学でやるなんて大丈夫なの?」と心配していましたが、私と同じ予備校出身の知人から「私も授業サボってましたよ~」と言われて理解したようです。
クラス担任は、私が世界史の授業をサボっていることに多分気付いていたと思います。
ですが、授業をサボっている男子たちにはいろいろ注意する中、私には何も言いませんでした。
ここはおそらく「けじめがついていたのかな」と我ながらに思います。
自分でこんなことを言うのもなんですが、「他の授業をあれだけ真剣に受けているあの子が、世界史だけサボるなんて相当な理由があるのだろう」と見逃してくれていたのだと思います。
結局、センター試験の世界史はそれなりによい点をとることができましたが、12月くらいまでは模試も50点くらいで実はヒヤヒヤしたので、授業をサボるにしてももう少し計画的に独学で進めておけばよかったな、とは思います。
まとめ
今回は「予備校の授業はサボっていいの?」というテーマについてお話しました。
私は初学の世界史の授業をサボる、という判断をしましたが、浪人生が初学の科目に向き合うことについては、別の記事でも詳しくお話できればと思っていますので、また読んでくださいね♪