こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「全レベル問題集 古文1」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「全レベル問題集 古文1」の基本情報
まずは「全レベル問題集 古文1」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:全レベル問題集 古文1
- 出版社:旺文社
- 著者:伊藤紫野富
- 最終改訂:2020年
- ページ数:120ページ
「全レベル問題集 古文1」は、旺文社から出版されている古文の参考書・問題集です。
この「全レベル問題集 古文」シリーズは、1、2、3、4とレベル別に4巻構成になっています。
ページ構成
「全レベル問題集 古文1」は、以下の3つの要素から成り立っています。
- 問題
- 解答・解説
- 現代語訳
- 文法のまとめ
「全レベル問題集 古文1」は、基礎レベルの問題が10題収録されています。
各問題の最後「文法のまとめ」では、問題中に登場した、入試頻出の文法事項がまとめられています。
「文法のまとめ」で解説されている項目は以下の10項目です。
- 動詞
- 係り結び
- 形容詞
- 敬語1
- 敬語2
- 「らむ」の識別/「る」「れ」の識別
- 「せ」の識別
- 「なむ」の識別/「なり」の識別
- 「し」の識別
- 「に」の識別/「ぬ」「ね」の識別
「全レベル問題集 古文1」のレビュー
- オススメ度:★☆☆☆☆
- オススメする人:短期間で古典文法をおさらいしたい人
- オススメする時期:古典文法の基礎固めをする、受験年の春頃
「全レベル問題集 古文1」は、オススメ度★☆☆☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「全レベル問題集 古文1」は、短期間で古典文法をおさらいしたい人に向いている参考書・問題集になります。
筆者は、どんな大学を受験する人も、古文の勉強の第一歩として文法の基礎固めをするべきだと考えています。
現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。
私は高校1・2年生のときから小テストに向けてはちゃんと勉強していたので、古典文法にはまあまあ自信があったのですが、実際に過去問を解いてみたら全然解けませんでした。
浪人してはじめて古典文法を基礎の基礎から固めることをして、ようやく点数が伸びていきました。
「古典文法は学校の授業でやったし、助動詞の意味や活用も何となくわかってるな…」ではダメなのです。

「古文苦手です、文法はできます」と筆者のもとに相談にくる高校生の方は、たいてい文法の基礎ができていません。基礎ができていないと、勝手な発想でストーリーをどんどんねじまげてしまうんですよね。
ただし、この「全レベル問題集 古文1」で、各問題の「文法のまとめ」で解説されている事項は、あくまで頻出のものであり、古典文法すべてではありません。
そのため、「理系で数学・理科に時間がかかるから、古文はあまりかけられない…」というような、短期間で古典文法を習得したい人向けになります。
- 2次試験で現代語訳など記述が多く出題される大学を受験する人
- 古典文法がさっぱりで、しっかり勉強しなおす必要がある人
については、「全レベル問題集 古文1」は向いていません。
「基礎からのジャンプアップノート古典文法・演習ドリル」「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」のような、網羅的な参考書・問題集でしっかり古典文法の基礎を固める必要があります。
オススメする時期
「全レベル問題集 古文1」を使うのにおすすめのシーズンは、古典文法の基礎固めをする、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、古典文法の基礎をしっかり固めておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①短期間で古典文法をマスターできる、➁現代語訳が詳しい、という2点が挙げられます。
1.短期間で古典文法をマスターできる
古典文法のなかでも頻出の項目に絞って解説してくれているので、理系学部志望の人など、古文にあまり時間をかけられない人にはちょうどよい分量といえます。
2.現代語訳が詳しい
この「全レベル問題集 古文」シリーズは、現代語訳が本文と並べて掲載されており、本文と見比べながら読みやすくなっています。
そのため、しっかり読み込めば「なぜその意味になるのか」という点を、わからないまま放置することもありません。
デメリット
一方デメリットとしては、①古典文法を網羅的に解説しているわけではない、➁古文の「読み方」を学ぶステップがない、という点が挙げられます。
1.古典文法を網羅的に解説しているわけではない
上述の通り、この「全レベル問題集 古文1」で扱われている古典文法は頻出のもののみを、読解問題と合わせてピックアップしており、全項目をマスターできるわけではありません。
そのため、古典文法の理解が深まっているかわからず、不安になってしまう受験生もいるかと思います。
2.古文の「読み方」を学ぶステップがない
この「全レベル問題集 古文1」には、古文の「読み方」を学ぶステップはありません。
大学受験における古文学習の理想は、
- 古典文法を固める
- 古文の読み方を学ぶ
- 古文の書き方を学ぶ(記述問題が出題される大学のみ)
- 問題演習/過去問に取り組む
なのですが、この「全レベル問題集 古文1」は①と④を合わせてマスターするような内容になっています。
筆者としては、①は①に特化して勉強するべき、➁もしっかり時間をかけて勉強するべき、と考えているため、少し使いにくいかもしれません。
そういった点を加味して、オススメ度★☆☆☆☆としました。
「全レベル問題集 古文1」の使い方

ここからは、筆者オススメの「全レベル問題集 古文1」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「全レベル問題集 古文1」は各問題に目安となる解答時間が設定されているので、まずはその時間通りに解いてみましょう!

時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。

初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
また、古文を勉強しはじめたばかりで、全然わからないという人は、1周めは手元に文法書をおいて、調べながら進めてもOKです。
品詞分解をしよう
古文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
そこでオススメなのが、品詞分解です。
全文を品詞分解し、活用語であれば活用の種類や活用形を確認、敬語の種類や誰に向けた敬意なのかを確認していきます。
「全レベル問題集 古文1」は全文の品詞分解が掲載されておらず、解答に関係する場所や重要箇所のみになり、確認が難しいですが、不安なところは学校の先生などに聞いてみるとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は古文の「全レベル問題集 古文1」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!


