関西学院大・文系数学の出題傾向・対策は?元塾講師が解説してみた!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて先日から、各大学合格に向けての、各科目勉強法のモデルケース紹介・関西学院大編を始めました。

このシリーズの記事では、筆者自身の大学受験・塾講師の経験から、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話していきます。

関西学院大シリーズ第5回は、文系数学についてお話していきたいと思います♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

関西学院大文系数学の学習ポイント

では、まずは関西学院大の文系数学の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。

関西学院大文系数学の出題傾向

関西学院大の文系数学は、どの学部も60分で大問3問を解く構成になっています。

大問1・2はさらに2つの小問にわかれ、それぞれの小問は異なる単元から出題されます。

文章中の空欄にあてはまる数式を答える形式です。

大問3は、空欄を埋める形式ではなく、途中式や考え方も書くタイプの記述問題になっていますので、配点は大問1・2に比べて高いと考えられます。

そして、大問3は微積分が頻出となっています。

いずれの大問も、ぶっとんで難しい問題はありません◎

勉強の心構え

関西学院大の数学対策で気を付けたいのは、以下の2点です。

  • 解法のストックをためる
  • 速く・正確な計算を心がける

解法のストックをためる

このあと紹介する時期別の勉強法で「まずは網羅系の参考書・問題集で解法をマスターする」と書いていますが、数学は「こう来たらこう返す」のストックをためることが大事です。

それから、これはどこの大学にも言えることですが、数学だけに頼る勉強はしないで!と声を大にしていいたいです。

数学はどれだけ得意でも、本番で出題される問題との相性次第で出来が大きく変わります。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

現役時代の筆者は数学に頼りっきりで、成績が安定しませんでした。結果、入試本番で数学は大ゴケでしたね…

速く・正確な計算を心がける

関西学院大の文系数学で気を付けたいこと2点めは「速く・正確な計算を心がける」ことです。

もちろん、正確な計算を心がけることはどこの大学でも大切ですし、問題の序盤で計算ミスをしてしまってはその後の問題すべてに影響を与えてしまいます。

関西学院大の文系数学の場合、60分と周辺大学に比べて短い時間になっていますので、「速く」という点も重要になってきます。

また、大問3で微積分が頻出となりますが、微積分は計算が大変な分野でもありますし、記述解答にもなるので、日ごろから丁寧な途中式を心がけておくとよいでしょう。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

問題が特別難しくない分、「速く・正確な計算」ができるかどうかが差がつくところになります◎

関西学院大文系数学の時期別勉強法

関西学院大文系数学学習のスケジュールは以下の通りです。

  • 4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期
  • 8~10月:入試問題で実践する時期
  • 11~1月前半:共通テスト対策の時期
  • 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
  • 2月:過去問演習の時期

4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期

この時期は網羅系の参考書・問題集で、数学のあらゆる問題パターンをマスターしていく時期です。

ここはやはり王道、この参考書をオススメします。

チャートは例題数が多いので、全部はやらなくてもいいよ!って言う人もいますが、私は1周目は全部解いたほうがいいよ!派です。

理系の人だと数学IIIまであるので「数学Iの数と式なんかは省略しないと時間が足りない」という人もいますが、文系の人は一通りやっておきましょう。

数と式といえどもあなどるなかれ、共通テストでは必ずといっていいほど問われますからね。

また、冒頭の出題傾向でもお話したとおり、関西学院大の文系数学は「ぶっとんで難しい問題」はあまり出題されません。

ですので、黄チャートでしっかり対応可能です◎

ただし、学校で青チャートが配布されている、という人は青でもOKです!

8~10月:入試問題で実践する時期

チャートなどの網羅系の参考書で一通りの解法を学んだら、入試問題で実践をしていきましょう。

私のオススメはこれです。

  • 全レベル問題集3 私大標準・国公立大レベル
  • 全レベル問題集4 私大上位・国公立大上位レベル
  • チャート式解法と演習数学(黄チャート)
大学入試 全レベル問題集 数学I+a+II+b 4 私大上位・国公立大上位レベル / 東海林藤一 【全集・双書】

全レベル問題集の場合

全レベル問題集は、関西学院大と同程度のレベルの大学の問題が多く収録されています。

黄色チャートのPracticeよりもう少し実践的な問題となっています。

「4 私大上位・国公立大上位レベル」には、その名の通り難関国公立大の問題も多く収録されています。

数学が得意な人は「4 私大上位・国公立大上位レベル」、苦手な人は「3 私大標準・国公立大レベル」がちょうどよいでしょう。

どちらを選ぶにしても、1冊の問題集をしっかりこなせるようにしておきましょう◎

黄チャートの場合

黄チャートを選んだ人は、4~7月に例題・練習問題(Practice)を完璧にしたうえで、8月以降はExerciseにチャレンジしましょう。

Exerciseはなかなか解きごたえのある全国の入試問題が集められています。

ちなみに、4~7月に青チャートを使っていた人は、そのままExerciseに進むのは避けましょう。

青チャートのExerciseはかなり難易度が上がるので、黄チャートに切り替えるか、先述の「全レベル問題集」にするかのどちらかがおすすめです。

11~1月前半:共通テスト対策の時期

11月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。

おそらく、関西学院大学や、併願する大学を共通テスト利用で出願する人も多いでしょう。

特に、併願大学については共通テスト利用入試での合格可能性を高めておくと、本命・関西学院の対策に集中できます。

そのためにも、この時期は共通テスト対策を怠らないようにしましょう◎

12月には完全に共通テスト対策に移行しましょう。

数学は問題の解き方自体は一緒ですが、出題のクセ、答え方が全然違うので必ず過去問を解いて対策しておきましょう。

1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期

共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。

私大の個別試験に出願した人は、私大の過去問で短めの記述問題を解くこともよいリハビリになります。

チャートの苦手な問題を解くのもよいでしょう。

2月:過去問演習の時期

2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。

関西学院大学は、全学部日程も学部個別日程も、出題形式は同じです。

それぞれの赤本に3年分しか問題が収録されていないので、自分が受験しない日程の問題も入手して取り組むことをオススメします◎

フリマサイトやパスナビで古い年度の赤本を手に入れてやるのもOKです。

まとめ

大学合格までのモデルケース、関西学院大編5回めは文系数学についてでした!

今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。

また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!

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