「チャート式基礎からの数学(青チャート)」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!

今回は、数学の勉強に使われる「チャート式基礎からの数学(青チャート)」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」の基本情報

まずは「チャート式基礎からの数学(青チャート)」の基本情報について紹介していきます。

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基本情報

  • 書籍名:チャート式基礎からの数学(青チャート)
  • 出版社:数研出版
  • 著者:チャート研究所
  • 最終改訂:2019年

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」は、数研出版から出版されている数学の参考書・問題集です。

ページ構成

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」は、以下の4つの要素から成り立っています。

  • 単元のまとめ
  • 例題と解説
  • Practice
  • Exercise

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」は、数学の問題を解くうえで基礎となる解法パターンを細かく分けて、網羅的に掲載した、いわば「数学の辞書」のような本です。

おおむね各ページに1つの例題とその解説、それに対応するPractice(練習問題)があります。

各セクションの終わりにはExerciseと題して、その単元の範囲内で解ける入試問題が掲載されています。

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」のレビュー

  • オススメ度:★★★☆☆
  • オススメする人:国公立大・難関私大理系志望の人/最難関国公立大文系志望の人

この「チャート式基礎からの数学(青チャート)」は、国公立大・難関私大理系志望の人、難関国公立大文系志望の人に向いている参考書・問題集になります。

チャート式はレベル別に黄色、青、赤と4種類あり、青は難関大志望者に最も合ったレベルといえますが、黄色よりもカバーする受験生の層が狭いということで、おすすめ度を一つ下げました。

また、問題の掲載数・網羅性も、あらゆる数学の参考書・問題集のなかでピカイチなので、1冊を完璧にこなすと力もつきますし、辞書にもなります。

私は青チャートがオススメな人に当てはまるけど、数学が苦手で不安です…

チャートは1冊あたりの問題数が多いのと、違う色でも重複する範囲があるので、受験生の1年間に2色こなそうとするのはあまりおすすめしません。

また、チャートに限らず問題集は2周・3周して初めて定着します。

そのため、自分の志望校のレベルにあったチャートが少々難しくても、「初めからできる必要はないんだ、何回かやってできるようになればいいんだ」という気持ちでチャレンジするとよいでしょう。

「チャート式基礎からの数学(青チャート)」の使い方

ここからは、筆者オススメの「チャート式基礎からの数学(青チャート)」のつかいかたを紹介していきます♪

なお、チャートは1年生の頃から使っているという人も多いと思いますが、あくまでここでは受験生の使い方にフォーカスして紹介します。

まずは例題を自力で解く

受験生の場合、一度学校で習ったことの復習になるかと思います。

そのため、まずは解説を見ずに、自力で例題を解きましょう。

解けなかったり、自信のない問題には、チェックをつけて後から振り返りやすいようにしておきます。

Practiceをやるかは場合による

先述の通り、チャートは問題数が多いです。

そのため、例題を解いたあとにPracticeを解くかどうかは場合によります。

例題を間違えた場合はPracticeも解くべきですし、例題を正解していて時短したい場合は飛ばしてもいいでしょう。

Exerciseは不要

1章の例題と、間違えた箇所のPracticeが全部できたから、Exerciseやろう!

と考える人多そうですが、青チャートのExerciseは相当難しいです。

青チャートの例題・Practiceで勉強してきた人が、黄色のExerciseをやってちょうどいいくらいかもしれません。

まず夏までは、例題・Practiceを完璧にします。

そのうえで、秋以降の演習を増やす季節は、Exerciseをやるなら黄色に変えましょう。

青チャートのターゲットとする受験生の志望校だと、過去問が多く入手できる大学だと思うので、チャートはやめて過去問でもいいです。

僕は理系ですが、数IIIまでやるとすごく時間がかかって、他の科目ができなくなります…

理系には、こんな人もいると思います。

理想をいうと、理系で数IIIが必要な人は数IAは2年生のうちに基礎がある程度できていてほしいです。

ただ、そうではないという場合は、数Iの数と式、三角比など、後の単元でカバーできるものや、絶対的に自信があるものは飛ばす、という選択もあります。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は数学の「チャート式基礎からの数学(青チャート)」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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