「全レベル問題集　英文法２」のレベル・使い方は？元塾講師がレビュー！

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです！

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています！

今回は、英文法の勉強に使われる「全レベル問題集　英文法２」についてレビューしていきます♪

「全レベル問題集　英文法２」の基本情報

まずは「全レベル問題集　英文法２」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

「全レベル問題集　英文法２」は、旺文社から出版されている英文法の参考書・問題集です。

この「全レベル問題集　英文法」シリーズは、１、２、３、４、５とレベル別に５巻構成になっています。

ページ構成

「全レベル問題集　英文法２」は、以下の５つの要素から成り立っています。

「全レベル問題集　英文法２」は、入試必修・共通テストレベルの英文法を、12章＋全単元から出題するランダム20題から成り立っています。

各章は、check問題・解説、押さえておきたい問題、差がつく問題、の３セクション約８〜10ページからなります。

なお、各章で扱う単元は以下の通りです。

問題の出典は、中堅私大の入試問題が多めです。

「全レベル問題集　英文法２」のレビュー

この「全レベル問題集　英文法２」は、英文法が独立した大問で出題される大学を志望する人に向いている参考書・問題集になります。

この「全レベル問題集　英文法」シリーズのなかだと、「全レベル問題集　英文法１」は中学の復習になるので、「全レベル問題集　英文法２」が高校範囲最初のステップになります。

そのため、受験勉強の初めの１冊によい問題集です。

ただし、「全レベル問題集　英文法２」は問題が中心になるので、文法事項の解説は少なめです。

おそらく、受験勉強の１冊めにいきなり解くと、「わからないところが多すぎる！」となるのではないでしょうか。

そのため、「大学入試　すぐわかる英文法」などの文法解説に特化した参考書と合わせて使うのがよいでしょう。

文法が独立した大問では出題されない大学を受験する、という人は、「全レベル問題集　英文法」シリーズの優先順位は下がります。

というのも、かつてのセンター試験には文法問題があったのが、共通テストになってから廃止されたため、国公立大のみ受験するという人であれば、文法問題のみを解く機会があまりないからです。

ただし、文法が大の苦手、という人は使用してもよいかもしれません。

文法の独立問題を解くであろう受験生の数を考慮して、オススメ度★★★☆☆としました。

「全レベル問題集　英文法２」の使い方

ここからは、筆者オススメの「全レベル問題集　英文法２」のつかいかたを紹介していきます♪

別の参考書で文法事項を確認

いきなり問題を解くと、ほとんどの受験生は「わからない！」となるかと思います。

というのも、上述の通り「全レベル問題集　英文法２」は文法事項の解説に特化した参考書ではないからです。

そのため、「大学入試　すぐわかる英文法」などの文法解説に特化した参考書を読みながら、そこで学んだことが身についたか確認する目的で「全レベル問題集　英文法２」を解く、という順番がオススメです◎

check問題を解いてみる

文法解説を読んだら、「全レベル問題集　英文法２」のcheck問題に進みます。

まずは自力で解き、英文法の理解度を確認しましょう。

その後、解答・解説を読んで、問題のなかでわからなかったところを理解します。

この際、解答・解説だけでは理解しきれない部分があれば、必ず先生に聞くなどして解決しておきましょう。

押さえておきたい問題・差がつく問題に進む

check問題をカンペキにできたら、続く「押さえておきたい問題」「差がつく問題」に進みましょう。

「全レベル問題集　英文法２」は一問一問の解説も詳しいので、間違えた問題はしっかりと解説を読み込みましょう。

解説を読んでも納得できなければ、各章冒頭の文法事項の解説に戻り、それでも納得できないことがあれば、必ず先生に聞くなどして解決しておきましょう。

もちろん、１周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も１周だけでは身に付かないので、２周・３周と繰り返します。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は英文法の「全レベル問題集　英文法２」を紹介しました！

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね！