「SPEED攻略10日間 国語 和歌」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「SPEED攻略10日間 国語 和歌」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」の基本情報

まずは「SPEED攻略10日間 国語 和歌」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

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  • 書籍名:SPEED攻略10日間 国語 和歌
  • 出版社:Z会
  • 著者:北村七呂和
  • 最終改訂:2012年
  • ページ数:88ページ

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」は、Z会から出版されている古文・和歌の参考書・問題集です。

ページ構成

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」は、以下の2つの要素から成り立っています。

  • 各修辞法の解説
  • 総合問題

この「SPEED攻略10日間 国語 和歌」はその名の通り、10日間で和歌の基本を完成できるような構成です。

前半の7章については、和歌に使用される各修辞法の解説と練習問題を扱っています。

本書で解説されている修辞法は以下の7つです。

  1. 区切れ
  2. 枕詞
  3. 序詞
  4. 掛詞①
  5. 掛詞②
  6. 縁語
  7. その他の修辞

各章、2ページのポイント解説、2ページの練習問題、2ページの問題解説、という構成になっています。

後半の3章は「総合問題」と称して、和歌を含む実際の入試問題が収録されています。

出典はそれぞれ、センター試験・青山学院大学・京都大学です。

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」のレビュー

  • オススメ度:★★★☆☆
  • オススメする人:古文で和歌が頻出の大学を受験する人
  • オススメする時期:修辞法の基礎→春頃、総合問題→秋頃

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。

オススメする人

この「SPEED攻略10日間 国語 和歌」は、古文で和歌が頻出の大学を受験する人に向いている参考書・問題集になります。

古文のなかでも、和歌に特化した参考書・問題集は数が少なく、貴重な存在といえます。

そのため、和歌が頻出の大学を受験する人にはぜひ取り組んでもらいたい1冊です。

オススメする時期

「得点奪取古文」を使うのにおすすめのシーズンは、章によって異なります。

修辞法の基礎

修辞法の基礎は、古文読解の大前提となる知識なので、古典文法と同じく受験生の春頃にまず基礎固めしましょう。

総合問題

総合問題は、古文読解の問題のなかに、和歌が含まれている、というものになります。

そのため、古文読解の問題演習や、過去問と並行して取り組むのがよいでしょう。

メリット

本書のメリットとしては、①和歌の修辞法が体系的に説明されている、➁和歌に限らず古文力をアップできる、という2点が挙げられます。

1.和歌の修辞法が体系的に説明されている

この「SPEED攻略10日間 国語 和歌」最大のメリットは、和歌の修辞法が体系的に説明されている点です。

和歌に特化した参考書・問題集というのは、ほとんどないので、貴重な1冊になります。

2.和歌に限らず古文力をアップできる

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」はタイトルに10日で攻略、とありますが、実際にはもっと時間をかけて深掘りできる内容であり、和歌に限らない古文の力を身につけることもできます。

デメリット

デメリットは、特にありません!

和歌を学べる数少ない参考書・問題集ではありますが、対象となる受験生はあまり多くないというところから、オススメ度★★★☆☆としました。

「SPEED攻略10日間 国語 和歌」の使い方

ここからは、筆者オススメの「SPEED攻略10日間 国語 和歌」のつかいかたを紹介していきます♪

夏までに修辞法をマスター

この「SPEED攻略10日間 国語 和歌」を取り組み始める時期ですが、春から古文の基本となる古典文法と並行して取り組むことををオススメします。

夏までにするべきことは、前半7章に取り組み、各修辞法の基本をマスターすることです。

ちなみに、かける日数は7日にこだわる必要はありません!

品詞分解&現代語訳をしていく

夏に和歌の基本的な修辞法をマスターしたら、秋以降2周めにとりかかるときには、品詞分解と現代語訳にも取り組みましょう。

というのも、大学入試の古文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を品詞分解し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。

さらに、品詞分解をしたあとは、敬語の識別(尊敬or謙譲or丁寧)、助動詞・助詞の用法の識別(過去や存続など)をすべて書き込みます。

これらのチェックが終わってから初めて、現代語訳してみましょう。

特に、文系で受験する人はこのステップは必須です。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

2周目でこれだけできるようになろうと思うと、春ごろの文法の基礎固めでしっかり品詞を理解しておく必要があります!

総合問題は、まず解く

後半3章の総合問題は、秋頃に取り組むのがよいでしょう。

その際、まずはノーヒントで解いてみましょう。

そのうえで、採点と解説の読み込みができたら、品詞分解&現代語訳をしていきます。

また、総合問題は3題しかありませんが、選択式の問題については一から自分で記述するのもよい勉強になります。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は古文の「SPEED攻略10日間 国語 和歌」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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