こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「入試現代文へのアクセス 基本編」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「入試現代文へのアクセス 基本編」の基本情報
まずは「入試現代文へのアクセス 基本編」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:入試現代文へのアクセス 基本編
- 出版社:河合出版
- 著者:荒川久志、石川匠、立川芳雄、野島直子、晴山亨
- 最終改訂:2013年
- ページ数:190ページ
「入試現代文へのアクセス 基本編」は、河合出版から出版されている現代文の参考書・問題集です。
この「入試現代文へのアクセス」シリーズは、基本編、発展編、完成編、とレベル別に3巻構成になっています。
ページ構成
「入試現代文へのアクセス 基本編」は、以下の3つの要素から成り立っています。
- 例題
- 練習問題 ステップ1
- 練習問題 ステップ2
「例題」では4問を扱い、現代文の基本的な読み方をマスターできるようになっています。
例題で学ぶ項目のラインナップは、以下の通りです。
- 「対比」関係をつかんで本文を整理してみようI
- 「対比」関係をつかんで本文を整理してみようII
- 「具体例」とその「まとめ」との関係に注意してみよう
- 同じような内容の「言い換え」に注意してみよう
練習問題では、ステップ1・2それぞれ6題ずつが用意され、例題で学んだ読み方を実践する場となっています。
また、例題・練習問題ともに、各問題は
- 本文・問題
- 語句の意味
- 読解へのアクセス
- 正解へのアクセス
という構成になっています。
「入試現代文へのアクセス 基本編」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:大学受験で現代文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃
「入試現代文へのアクセス 基本編」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「入試現代文へのアクセス 基本編」は、大学受験で現代文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。
大学受験における現代文の読み方は、学校で教えられる先生も少なく、塾や予備校で習うか、読解法習得に特化した参考書・問題集のどちらかは必須、と筆者は考えています。
「現代文めちゃめちゃ得意です!」って人は不要かもしれませんが、稀ですよね汗
この「入試現代文へのアクセス 基本編」は、現代文の正しい読み方をマスターできる参考書・問題集の代表格だと思います。
「入試現代文へのアクセス 基本編」では、選択問題や抜き出し問題など、基本的な形式の問題通して現代文の「読み方」「解き方」を学ぶことができるので、全受験生がやっておきたい1冊です。
オススメする時期
「入試現代文へのアクセス 基本編」を使うのにおすすめのシーズンは、現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、正しい現代文のアプローチを学んでおきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①現代文読解の解法が体系的に説明されている、②語句解説が詳しい、という2点が挙げられます。
1.現代文読解の解法が体系的に説明されている
この「入試現代文へのアクセス 基本編」最大のメリットは、現代文読解の解法を体系的に学べるところです。
現代文読解をテーマにした参考書・問題集には、解法の説明はなく、演習問題に特化したものも多いです。
そのなかで、読解問題の解法をパターン別に解説し、さらに各パターンに対応した問題で練習できる「入試現代文へのアクセス 基本編」は、読解力養成のための1冊めに非常におすすめできます。
2.語句解説が詳しい
また、特徴として「語句の意味」がとても豊富です。
これ1冊あれば、他に現代文キーワード集などはいらないのではないか、というくらいです。
デメリット
一方デメリットとしては、素材が上級者向け、という点が挙げられます。
「基礎編」という名前ではありますが、「入試現代文へのアクセス」シリーズ全体として、収録されている問題はなかなか難しいものが多いです。
そのため、ターゲットは「難関大学を志望する人」に絞られます。
ただし、「書き方」ではなく「読み方」をマスターするための参考書・問題集なので、現代文は共通テストのみ・私大の選択式の試験のみ、という人であっても、難関大志望の人にはちょうどよい内容とは思います。
これらの点を加味して、オススメ度は★★★☆☆としました!
「入試現代文へのアクセス 基本編」の使い方
ここからは、筆者オススメの「入試現代文へのアクセス 基本編」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、例題を解く
まずは、例題を解いていきましょう。
現代文の本格的な問題は初めてだから、なかなか手が出ないな…という人は、思い切って「読解へのアクセス」に先に目を通すのもアリだと思います。
例題は、現代文の基本的な「読み方」「解き方」をマスターする章になるので、練習問題に進む前に、例題を完璧にできるまで繰り返すことをおすすめします◎
練習問題を解く
例題の内容がしっかりマスターできたら、次は練習に取り組みます。
こちらは、何も見ずに解けるか、まずは力試しをしてみましょう。
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
特にこの「入試現代文へのアクセス 基本編」は「語句の意味」のコーナーが充実しているので、自分が知らなかった語句を調べる・リストアップする、といったことはぜひしてもらいたいです。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「入試現代文へのアクセス 基本編」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!