こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」の基本情報
まずは「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル
- 出版社:旺文社
- 著者:山下幸穂
- 最終改訂:2017年
- ページ数:203ページ
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、旺文社から出版されている古文の参考書・問題集です。
ページ構成
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、以下の2つの章から成り立っています。
- 入門編
- 演習編
「入門編」では、古文の読解に必要な作業が網羅的に説明されています。
「入門編」で紹介されている読解の方法は、以下の8つです。
- 登場人物をつかむ
- 助詞を補う
- 体言を補う
- カッコをつける
- 主語を補う
- 指示内容を確認する
- 文章の展開をつかむ
- 古文常識に注意する
「演習編」では、「入門編」で学んだ読解法を実践できる問題が、基本演習10題、発展演習8題収録されています。
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:大学受験で古文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:古文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春~夏頃
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、オススメ度★★★★☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、大学受験で古文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。
筆者は、どんな大学を受験する人も、古文の勉強の第一歩として文法の基礎固めをするべきだと考えています。
しかし、文法の基礎固めだけでは古文が読めるようになるわけではありません。
主語の省略や、独特の敬語など、現代文とは異なる読解ポイントが多数あります。
それらのポイントを学べる参考書・問題集を1冊こなしておくとよいでしょう。
この「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、読解ポイントを学ぶのによい1冊です。
オススメする時期
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」を使うのにおすすめのシーズンは、古文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春~夏頃です。
受験勉強の最初に、古典文法の基礎をしっかり固めてから、「読み方」の勉強を始めましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①古文の読み方が体系的に説明されている、➁問題文の全文解釈がある、という2点が挙げられます。
1.古文の読み方が体系的に説明されている
この「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は、古文読解に必要なポイントを体系的に説明してくれています。
古文は、古典文法の練習や、読解の演習問題が収録されている参考書・問題集というのは多いのですが、「読み方」を解説してくれているものはあまりありません。
そのため、古文読解をみっちり学べる貴重な1冊といえます。
2.問題文の全文解釈がある
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」の大きな特徴として、問題文の全文解釈が収録されている点が挙げられます。
問題演習は、短めの古文読解を通じて、学んだ読解法を実戦できるようになっていますが、この文章の全文に全文訳が掲載されています。
後述していますが、私は「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」に取り組む際には、問題文を品詞分解&全文訳できるようにすることを推奨しています。
古文は教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるため、その練習になります。
他の参考書・問題集だと、問題に関係ないところは現代語訳がないものも多いので、この「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は便利です。
デメリット
デメリットは、特にありません!
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」の使い方
ここからは、筆者オススメの「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、入門編に取り組む
まずは入門編に取り組んで、古文の読み方をマスターしていきましょう。
「主語を補う」「助詞を補う」など、現代文とは異なる部分を身に着けていかないと、古文の読解は苦しいです。
解説を読んだうえで「やってみよう」問題に取り組んでみましょう。
基礎演習・発展演習はまず解く
入門編で古文の読み方をマスターできたら、次は演習に進みます。
演習も、初めは何も見ずに解いて、入門編で学んだことが実践できるか試してみましょう。
品詞分解&現代語訳をしていく
古文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
そこでオススメなのが、品詞分解&現代語訳です。
というのも、大学入試の古文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を品詞分解し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。
さらに、品詞分解をしたあとは、敬語の識別(尊敬or謙譲or丁寧)、助動詞・助詞の用法の識別(過去や存続など)をすべて書き込みます。
これらのチェックが終わってから初めて、現代語訳してみましょう。
特に、文系で受験する人はこのステップは必須です。
2周目でこれだけできるようになろうと思うと、春ごろの文法の基礎固めでしっかり品詞を理解しておく必要があります!
「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」は全文の品詞分解が掲載されていませんが、本文の解説や現代語訳はかなり詳細に書いてくれています。
品詞分解で不安なところは学校の先生などに聞いてみるとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は古文の「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!