こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「全レベル問題集 現代文1」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
詳しいプロフィールはこちら
「全レベル問題集 現代文1」の基本情報
まずは「全レベル問題集 現代文1」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:全レベル問題集 現代文1
- 出版社:旺文社
- 著者:梅澤眞由起
- 最終改訂:2020年
- ページ数:144ページ
「全レベル問題集 現代文1」は、旺文社から出版されている現代文の参考書・問題集です。
この「全レベル問題集 現代文」シリーズは、1、2、3、4、5、6とレベル別に6巻構成になっています。
ページ構成
「全レベル問題集 現代文1」は、以下の2つの要素から成り立っています。
- 問題
- 解答・解説
「全レベル問題集 現代文1」は、基礎レベルの問題が10題収録されています。
また、第8問まではそれぞれの問題で身につけたい現代文の「読み方」がテーマとして設けられています。
テーマとなっている「読み方」は以下の8項目になります。
- 文章の構造① イイカエを学ぼう
- 文章の構造②例とまとめを学ぼう
- 文章の構造③対比を学ぼう
- 文章の構造④因果関係を学ぼう
- 文章の構造 まとめ
- 語彙力を大切に
- 随筆を学ぼう
- 小説を学ぼう
最後の2問は「チャレンジ問題」で、第8問までで学んだ読み方を実践する場となっています。
「全レベル問題集 現代文1」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:大学受験で現代文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃
「全レベル問題集 現代文1」は、オススメ度★★★☆☆の問題集です。
オススメする人
この「全レベル問題集 現代文1」は、大学受験で現代文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。
大学受験における現代文の読み方は、学校で教えられる先生も少なく、塾や予備校で習うか、読解法習得に特化した参考書・問題集のどちらかは必須、と筆者は考えています。
「現代文めちゃめちゃ得意です!」って人は不要かもしれませんが、稀ですよね汗
この「全レベル問題集 現代文1」は、現代文の正しい読み方をマスターできる参考書・問題集の代表格だと思います。
「全レベル問題集 現代文1」では、選択問題や抜き出し問題など、基本的な形式の問題通して現代文の「読み方」「解き方」を学ぶことができるので、全受験生がやっておきたい1冊です。
オススメする時期
「全レベル問題集 現代文1」を使うのにおすすめのシーズンは、現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、正しい現代文のアプローチを学んでおきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①現代文読解の解法が体系的に説明されている、②取り組みやすい素材が使用されている、という2点が挙げられます。
1.現代文読解の解法が体系的に説明されている
この「全レベル問題集 現代文1」最大のメリットは、現代文読解の解法を体系的に学べるところです。
現代文読解をテーマにした参考書・問題集には、解法の説明はなく、演習問題に特化したものも多いです。
そのなかで、読解問題の解法をパターン別に解説し、さらに各パターンに対応した問題で練習できる「全レベル問題集 現代文1」は、読解力養成のための1冊めに非常におすすめできます。
2.取り組みやすい素材が使用されている
「全レベル問題集 現代文1」で扱われている素材は、比較的易しく取り組みやすいものになっています。
「全レベル問題集 現代文1」と同様、現代文読解の解法を学ぶ参考書・問題集である「入試現代文へのアクセス 基本編」などよりも出題されている素材文が易しいため、より幅広い受験生に取り組みやすいものになっています。
デメリット
一方、デメリットとしては、演習から取り組む形式になっている点が挙げられます。
問題集の構成として、先に問題を解き、その解説の中で現代文の読解法を学ぶ形式になっています。
先に解説を読んでから問題で実践してみたい、という人には少し使いにくいかもしれません。
そういった人は、後述の通り先に「学習のポイント」に目を通すのもよいでしょう。
そのため、オススメ度★★★☆☆としました!
「全レベル問題集 現代文1」の使い方
ここからは、筆者オススメの「全レベル問題集 現代文1」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは「はじめの一歩」を読む
まずは本書冒頭にある「はじめの一歩」編を読みましょう。
「はじめの一歩」編では、現代文の基礎的なことを確認します。
また、この中には「例題」という形で、短い文章と問題がいくつか用意されています。
この問題を解きながら、読み方・解き方を学んでいきましょう!
問題を解く
「はじめの一歩」編で基本的な読み方・解き方を学んだら、実戦編でより本格的な問題を使って、練習していきます。
現代文の本格的な問題は初めてだから、なかなか手が出ないな…という人は、思い切って解答・解説の中の「学習ポイント」に先に目を通すのもアリだと思います。
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
たとえば、現代文特有の語句を覚えていく必要があるので、解説についている重要語句のコーナーや、自分自身で理解できなかった文章中の語句を辞書で調べたりします。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「全レベル問題集 現代文1」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!