「数学 標準問題精講」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!

今回は、数学の勉強に使われる「数学 標準問題精講」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「数学 標準問題精講」の基本情報

まずは「数学 標準問題精講」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

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  • 書籍名:数学 標準問題精講
  • 出版社:旺文社
  • 著者:麻生雅久、亀田隆、木村光一
  • 最終改訂:2020年

数学 標準問題精講」は、から出版されている数学の参考書・問題集です。

この「数学問題精講」シリーズは、入門基礎、標準、上級の4巻構成となっています。

ページ構成

数学 標準問題精講」は、以下の6つの要素から成り立っています。

  • 標問
  • 精講
  • 解法のプロセス
  • 解答
  • 研究/参考
  • 演習問題

数学 標準問題精講」は、難関大学受験に頻出の問題を収録した問題集となっています。

「標問」はこの問題集で押さえたい数学の頻出ポイントをマスターできる例題となっています。

「精講」は「標問」を解くのに必要な知識、「解法のプロセス」は解答のおおまかな流れ、これらを踏まえて、実際の受験で書くべき「解答」が示されています。

「研究/参考」は、より深い知識や別解となっています。

そして、「演習問題」は「標問」で学んだ内容を確認できる類題となっています。

「数学 基標準題精講」のレビュー

  • オススメ度:★★☆☆☆
  • オススメする人:国公立大・難関私大理系志望の人/最難関国公立大文系志望の人

この「数学 標準問題精講」は、国公立大・難関私大理系志望の人/最難関国公立大文系志望の人に向いている参考書・問題集になります。

こういった受験生の、夏までの基礎固めに向いているシリーズとなります。

「数学 標準問題精講」の標問数はI+Aが109題、II+Bが165題、IIIが116題となっています。

数学の参考書で比較されることの多い「チャート式」シリーズでいうと、「チャート式基礎からの数学(青チャート)」が同程度のレベルと言えるでしょう。

例題数は青チャートの約半分となるので、網羅性という点では少し劣ります。

そのため、筆者のオススメとしては、数学にかける時間が十分ある人は青チャート、あまり時間がかけられない(英語や国語に時間がかかる・理科の基本ができていない)という人は「数学 標準問題精講」という使い分けです。

いずれも、ある程度数学ができる人にオススメです。

また、先述の通り、この「数学問題精講」シリーズは、入門、基礎、標準、上級の4巻構成になっていますが、受験生になってからこのうち2つのレベルに取り組むのは時間的に負担になります。

そのため、4レベルのうちから自分の志望校に合わせて1つのレベルに絞り、2周・3周して基礎固めするのがよいでしょう。

「数学 標準問題精講」の使い方

ここからは、筆者オススメの「数学 標準問題精講」のつかいかたを紹介していきます♪

まずは基礎問を自力で解く

受験生の場合、一度学校で習ったことの復習になるかと思います。

そのため、まずは解説を見ずに、自力で基礎問を解きましょう。

解けなかったり、自信のない問題には、チェックをつけて後から振り返りやすいようにしておきます。

標問に納得したうえで演習問題を解く

標問を解き、問題なく解けた人はそのまま演習問題に進みましょう。

標問でつまずいた人は、必ず解説を読んで納得してから演習問題に進みましょう。

「青チャート」は問題数が多いので、時間がないという人はわかりきった単元の練習問題(Practice)を飛ばすのもアリですが、「数学 標準問題精講」は比較的問題数が少ないので、すべてやりましょう◎

もちろん、1周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は数学の「数学 標準問題精講」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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