「基礎英文解釈の技術100」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!

今回は、英文解釈の基礎固めに使われる「基礎英文解釈の技術100」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「基礎英文解釈の技術100」の基本情報

まずは「基礎英文解釈の技術100」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

  • 書籍名:基礎英文解釈の技術100
  • 出版社:桐原書店
  • 著者:桑原信淑、杉野隆
  • 最終改訂:2008年

「基礎英文解釈の技術100」は、桐原書店から出版されている英文解釈の参考書です。

この「英文解釈の技術」シリーズは、超入門60入門70、基礎100、100の4巻構成となっています。

ページ構成

「基礎英文解釈の技術100」は、以下の3つの要素から成り立っています。

  • 次の英文を訳しなさい(例題)
  • 例題の解説
  • 演習(巻末)

1単元が見開き1ページからなり、左上に「次の英文を訳しなさい」と例題があります。

ページの残りは、英文の解釈をみっちりと書いてくれています。

このような形式で、英文を読むうえでのポイントが70個収録されています。

70の例題に対応する演習問題が1問ずつ、巻末に掲載されています。

「基礎英文解釈の技術100」のレビュー

  • オススメ度:★★☆☆☆
  • オススメする人:国公立大学志望で、英語が苦手な人

この「基礎英文解釈の技術100」は、国公立大学志望で、英語が苦手な人に向いている参考書・問題集になります。

筆者は、どんな大学を受験する人も、英文読解の勉強の最初には英文解釈からスタートするべきだと考えています。

英文解釈って和訳?これまで文法の勉強でしてきたよ

という人もいるかもしれませんが、文法の勉強でやってきた和訳と、受験に出る英文解釈というのは一味違います。

という人もいるかもしれませんが、文法の勉強でやってきた和訳と、受験に出る英文解釈というのは一味違います。

文法の勉強でやってきた和訳は「文法の基本ルールを理解しているか」「助動詞の適切な訳ができるか」などの練習でした。

しかし受験で問われやすいのは、どこが主語か、どこが関係代名詞に含まれるのか、構造が見えにくい英文からです。

そのため、ややこしい構造の英文が出題されたときに、どのようにその構造を正しく読み取ればよいのか、ポイントを勉強しておく必要があります。

先述の通り、この「英文解釈の技術」シリーズは、超入門60、入門60、基礎100、100の4巻構成になっています。

本書によると「超入門60」が入試基礎、「入門70」が〜中堅大・共通テストレベル、「基礎100」が〜難関大、「100」が難関大・最難関大、というターゲット層を想定しているそうです。

筆者が働いていた塾では、高3生全員に「入門70」をやってもらっていましたが、上位大志望者でも充分やりごたえがあったようです。

また、「100」は入試本番でボリュームのある和訳を課される国公立大志望者向けと考えると、本書が想定している「基礎100」の層は「入門70」か「100」のどちらかで対応できてしまうようにも思います。

「基礎100」のターゲットとなる受験生は、私大志望なら「入門70」、国公立大志望なら「100」のほうが私としてはオススメです。

その点を加味して、オススメ度★★☆☆☆としました。

国公立大志望だけど、英語がかなり苦手で「100」をこなせる自信がないという人に「基礎100」が向いているのかな、と思います。

「基礎100」を始めるまえに、「入門70」もやっておいたほうがいいの?

と思う人もいるかもしれませんが、「入門70」と「基礎100」は一部内容がかぶりますし、この1冊をみっちり取り組むとかなりの時間がかかります。

また英語の勉強は解釈のしかたを学ぶだけでなく、長文読解の実践練習なども必要です。

そのため、志望校のレベルと自分の英語のレベルを踏まえて、最適なレベルの1冊を完璧にすることに専念してください。

「基礎英文解釈の技術100」の使い方

ここからは、筆者オススメの「基礎英文解釈の技術100」のつかいかたを紹介していきます♪

まずは、通常通り例題を解く

まずは、各単元ページの左上にある例題を自力で解き、英文和訳をしましょう。

その後解説を読んで、自分の書いた和訳を採点したら、例題の英文にSVOCをふってみましょう!

このSVOCをが解説通りふることができれば、構造をしっかり理解できているということです◎

これができたら、巻末の演習問題に取り組みましょう!

次の日に復習をしよう

自分で書いた和訳が、全然模範解答とちがうかったよ…

そんなときは、次の日にもう一度同じ問題を和訳してみましょう。

次の日に復習するのが、定着にもっともよいサイクルになります◎

もちろん、1周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。

2周目以降は、解説を読まずに自力で和訳+SVOCまでやってみましょう!

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は英文読解の「基礎英文解釈の技術100」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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