こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。
先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!
今回は、漢文の勉強に使われる「漢文ヤマのヤマ」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「漢文ヤマのヤマ」の基本情報
まずは「漢文ヤマのヤマ」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:漢文ヤマのヤマ
- 出版社:学研プラス
- 著者:三羽邦美
- 最終改訂:2020年
- ページ数:194ページ
「漢文ヤマのヤマ」は、学研プラスから出版されている漢文の参考書・問題集です。
ページ構成
「漢文ヤマのヤマ」は、以下の4つの要素から成り立っています。
- 例文
- ヤマを講義
- 演習ドリル
- 演習ドリルの解答・解説
この「漢文ヤマのヤマ」では、大学入試漢文で頻出の句法を66パターン取り上げ、それぞれの例文・演習ドリルで身につける形式となっています。
また、最後には共通テストの試行問題・センター試験の過去問が5問収録されています。
「漢文ヤマのヤマ」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:大学受験で漢文をつかうすべての人
- オススメする時期:漢文句法の基礎固めをする、受験年の春頃
「漢文ヤマのヤマ」は、オススメ度★★★★☆の参考書・問題集です。
オススメする人
筆者は、どんな大学を受験する人も、漢文の勉強の第一歩として句法の基礎固めをするべきだと考えています。
現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。
私は高校1・2年生のときから小テストに向けてはちゃんと勉強していたので、漢文句法にはまあまあ自信があったのですが、実際に過去問を解いてみたら全然解けませんでした。
「漢文句法は学校の授業でやったし、助動詞の意味や活用も何となくわかってるな…」ではダメなのです。
「漢文ヤマのヤマ」は、漢文句法の基礎固めにぴったりな問題集になっています。
「漢文苦手です、句形はできます」と筆者のもとに相談にくる高校生の方は、たいてい句形の基礎ができていません。基礎ができていないと、勝手な発想でストーリーをどんどんねじまげてしまうんですよね。
オススメする時期
「漢文ヤマのヤマ」を使うのにおすすめのシーズンは、漢文句形の基礎固めをする、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、漢文句形の基礎をしっかり固めておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①漢文句形が体系的に説明されている、➁1つ1つの句形への解説が詳しい、という2点が挙げられます。
1.漢文句形が体系的に説明されている
漢文句形を体系的に解説した「漢文ヤマのヤマ」は、漢文句形の基礎固めのための1冊めにおすすめできます。
2.1つ1つの句形への解説が詳しい
本書で紹介されている66の句形すべてに対して充実した解説・演習問題がついているので、漢文が苦手な人でも取り組みやすいです。
デメリット
一方、デメリットとしては、読解演習が足りない、という点が挙げられます。
読解の演習については、巻末の共通テスト試行問題・センター試験過去問だけでは足りないので、他に参考書・問題集を用意しましょう。
「漢文ヤマのヤマ」の使い方
ここからは、筆者オススメの「漢文ヤマのヤマ」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「漢文ヤマのヤマ」は目安となる解答時間は設定されていないので、特に気にせず解いてよいでしょう。
2周目は、書き下し&現代語訳をしていく
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
2周目以降は、基礎編・演習編ともに書き下し&現代語訳をしながらすべての問題を解いていきましょう!
というのも、大学入試の漢文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を書き下し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は漢文の「漢文ヤマのヤマ」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!