「得点奪取漢文」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!

今回は、漢文の勉強に使われる「得点奪取漢文」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「得点奪取漢文」の基本情報

まずは「得点奪取漢文」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

  • 書籍名:得点奪取漢文
  • 出版社:河合出版
  • 著者:天野成之、三森一彦、吉野大作
  • 最終改訂:2004年

「得点奪取漢文」は、河合出版から出版されている漢文の参考書・問題集です。

ページ構成

「得点奪取漢文」は、以下の2つの要素から成り立っています。

  • 第一部 典型問題篇
  • 第二部 練習問題篇

第一部では、漢文記述の典型的な出題形式を、例題を使って学んでいきます。

ここで学ぶ出題形式は、以下の4つです。

  • 現代語訳・解釈
  • 内容説明
  • 理由説明
  • 趣旨・主旨説明

第二部では、第一部で学んだ典型問題を、実際の入試問題を使って解けるかどうか確認する、力だめしになっています。

漢文によくある物語の展開4種類について、それぞれ2問ずつの練習問題が収録されています。

「得点奪取漢文」のレビュー

  • オススメ度:★★★★☆
  • オススメする人:記述問題がメインで出題される大学を受験する人

この「得点奪取漢文」は、記述問題がメインで出題される大学を受験する人に向いている参考書・問題集になります。

漢文の記述問題の書き方を体系的に説明してくれる参考書・問題集はあまりないので、非常におすすめできる1冊です。

使う時期としては、6月頃までに他の参考書・問題集で漢文句形を完璧にしたあと、7月以降に「書き方」を学ぶ最初のステップがおすすめです。

「得点奪取漢文」の使い方

ここからは、筆者オススメの「得点奪取漢文」のつかいかたを紹介していきます♪

まずは、パターンの解説を読む

まずは、第一部の各パターン冒頭のページにある、パターンの解説を読みましょう。

このパターンの設問が出題された場合の、本文を読むコツや、書き方を確認します。

例題を解く

パターンの解説を読み、解法の方針が理解できれば、例題を解いて実際にやってみましょう。

ちなみに、採点基準についてはかなり詳しく書いてくれていますので、自分で添削することができます。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

自分で添削することも重要な勉強です!

1つのパターンの解説を読む+例題を解く、ここまで1日で取り組みましょう。

次の日に復習をしよう

自分で書いた解答が、全然模範解答とちがうかったよ…

そんなときは、1パターンの解説を読む+例題を解いた翌日に、1日復習の日を設けて、うまく書けなかった問題を再度書いてみましょう。

そんなときは、1パターンの解説を読む+例題を解いた翌日に、1日復習の日を設けて、うまく書けなかった問題を再度書いてみましょう。

次の日に復習するのが、定着にもっともよいサイクルになります◎

第一部が完成したら、第二部へ

第一部を解き、書き直し、復習を経て内容をマスターできたら、第二部へ進みましょう。

書き下し&現代語訳をしよう

漢文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。

その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。

そこでオススメなのが、書き下し&現代語訳です。

全文を書き下し、重要語句や重要句形を確認していきます。

もちろん、1周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。

2周め以降は、読み方・解き方が問題なくわかるようであれば、各パターンの解説は読まなくても大丈夫です◎

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は漢文の「得点奪取漢文」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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