こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。
先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!
今回は、英文解釈の基礎固めに使われる「基礎英文問題精講」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「基礎英文問題精講」の基本情報
まずは「基礎英文問題精講」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:基礎英文問題精講
- 出版社:旺文社
- 著者:中原道喜、宇佐美光昭
- 最終改訂:2021年
「基礎英文問題精講」は、旺文社から出版されている英文解釈の参考書・問題集です。
この「英文問題精講」シリーズは、入門、基礎、標準と3巻構成になっています。
ページ構成
「基礎英文問題精講」は、以下の3つの章から成り立っています。
- 文法編
- 構文編
- 文脈編
文法編では、今後英文解釈を解くうえ、解説を理解するうえで必要な文法知識を、12項目に分けて説明しています。
構文編では、入試頻出の構文50を学べる例題を扱います。
1つの例題につき、1つの練習問題がセットになっています。
文脈編では、20の例題・練習問題で、より実践的な和訳に挑戦します。
また、各セクションは以下の6つの要素から成り立っています。
- 例題
- 語句
- 精講
- 研究
- 訳文
- 練習問題
いずれのセクションも見開き2ページからなっており、まず「例題」とその語注である「語句」のコーナーから始まります。
「精講」では、例題を和訳するうえで重要な文法事項が解説されているため、合わせて文法の確認もできるようになっています。
「研究」では、和訳するうえで気をつけなければならない構文を解説、最後に模範解答の「訳文」が掲載されています。
ここまでに学んだことを活かして、「練習問題」に取り組めるようになっています。
「基礎英文問題精講」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:中堅〜難関私大を志望する人
この「基礎英文問題精講」は、中堅〜難関私大を志望する人に向いている参考書・問題集になります。
筆者は、どんな大学を受験する人も、英文読解の勉強の最初には英文解釈からスタートするべきだと考えています。
英文解釈って和訳?これまで文法の勉強でしてきたよ
という人もいるかもしれませんが、文法の勉強でやってきた和訳と、受験に出る英文解釈というのは一味違います。
文法の勉強でやってきた和訳は「文法の基本ルールを理解しているか」「助動詞の適切な訳ができるか」などの練習でした。
しかし受験で問われやすいのは、どこが主語か、どこが関係代名詞に含まれるのか、構造が見えにくい英文からです。
そのため、ややこしい構造の英文が出題されたときに、どのようにその構造を正しく読み取ればよいのか、ポイントを勉強しておく必要があります。
この「基礎英文問題精講」シリーズにはより難しい「標準」もあるのですが、「標準」は英文和訳の記述が出題される国公立大志望者向けです。
また、より易しい「入門」もありますが、受験生には物足りない内容かもしれません。
記述での出題がない大学(主に私立大学)を志望する人は、こちらの「基礎」がおすすめです。
「基礎英文問題精講」の使い方
ここからは、筆者オススメの「基礎英文問題精講」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り例題を解く
まずは、各単元ページの左上にある例題を自力で解き、英文和訳をしましょう。
その後解説を読んで、自分の書いた和訳を採点したら、例題の英文にSVOCをふってみましょう!
このSVOCをが解説通りふることができれば、構造をしっかり理解できているということです◎
これができたら、右下の類題に取り組みましょう!
次の日に復習をしよう
自分で書いた和訳が、全然模範解答とちがうかったよ…
そんなときは、次の日にもう一度同じ問題を和訳してみましょう。
次の日に復習するのが、定着にもっともよいサイクルになります◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
2周目以降は、解説を読まずに自力で和訳+SVOCまでやってみましょう!
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は英文読解の「基礎英文問題精講」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!