こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。
先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!
今回は、英文法の勉強に使われる「基礎英文法問題精講」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
詳しいプロフィールはこちら
「基礎英文法問題精講」の基本情報
まずは「基礎英文法問題精講」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:基礎英文法問題精講
- 出版社:旺文社
- 著者:中原道喜、佐藤誠司
- 最終改訂:2021年
「基礎英文法問題精講」は、旺文社から出版されている英文法の参考書・問題集です。
この「英文法問題精講」シリーズは、入門、基礎と2巻構成になっています。
ページ構成
「基礎英文法問題精講」では、高校英文法の重要事項を、以下の19の単元にわけて取り組んでいきます。
- 文型と動詞
- 時制
- 助動詞
- 受動態
- 仮定法
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係詞
- 比較
- 疑問、否定など
- 名詞、冠詞
- 代名詞
- 形容詞
- 副詞
- 前置詞
- 接続詞
- 特殊構文など
- その他の重要事項
いずれの章も、左ページに問題、右ページに解答・解説、という構成になっています。
問題数は全部で720問です。
また、「精読編」という別冊がついており、文法事項の詳細な解説も掲載されています。
「基礎英文法問題精講」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:英文法が独立した大問で出題される大学を志望する人
この「基礎英文法問題精講」は、英文法が独立した大問で出題される大学を志望する人に向いている参考書・問題集になります。
「精講編」を読んで基礎固めすることもできますし、本編で問題演習することもできるので、1冊あれば春・夏の勉強材料にはなります。
英文法の参考書・問題集というと、解説特化型と、問題演習型と分かれているケースも多いので、1冊で両方できるのはこの「基礎英文法問題精講」のよいところです!
「文法が独立した大問で出題される大学を受験する人」以外にはおすすめではないですか?
文法が独立した大問では出題されない大学を受験する、という人は、「基礎英文法問題精講」の優先順位は下がります。
というのも、かつてのセンター試験には文法問題があったのが、共通テストになってから廃止されたため、国公立大のみ受験するという人であれば、文法問題のみを解く機会があまりないからです。
ただし、文法が大の苦手、という人は使用してもよいかもしれません。
難関大になるほど、文法の独立問題は減ります。筆者は「うちに入る人は文法は当たり前にできるよね」という大学からのメッセージだと思っています。文法の独立問題がない大学を志望する人は、高2までに文法を完成させて高3は読解・和訳・英作文に注力するべきでしょう。
「基礎英文法問題精講」の使い方
ここからは、筆者オススメの「基礎英文法問題精講」のつかいかたを紹介していきます♪
精読編を読もう
まずは、精読編を読むところから始めましょう。
読むなかで理解できないところがあれば、学校や塾の先生に聞くなどして、疑問を解決しておきます。
問題を解こう
精読編を1章読み、理解ができたら、その章に対応する問題を解いていきましょう。
1問1問に解説がついているので、間違えた問題はしっかり振り返り、解説だけでは理解しきれないところは、精読編に戻りましょう。
精読編を読んでも解決しない場合は、学校や塾の先生に質問してみましょう。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
ちなみに、2周め以降取り組む際は、基礎事項に自信がある単元については精読編を飛ばしてもよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は英文法の「基礎英文法問題精講」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!