「基礎英作文問題精講」のレベル・使い方は？元塾講師がレビュー！

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです！

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。

先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています！

今回は、英作文の勉強に使われる「」についてレビューしていきます♪

「基礎英作文問題精講」の基本情報

まずは「基礎英作文問題精講」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

「基礎英作文問題精講」は、旺文社から出版されている英作文の参考書・問題集です。

ページ構成

「基礎英作文問題精講」は、以下の３つの章から成り立っています。

基礎構文編では、英作文で書きやすい構文100個を練習問題とともに扱っています。

鉄則・論理表現編は、自由英作文の基礎となる書き方を学ぶことができます。

「立場を表明する」「理由を述べる」など、自由英作文によくあるシーンそれぞれの書き方を解説してくれます。

自由英作文編では、「意見論述問題」「図表資料問題」「個人的な体験・考え」「描写・説明」「手紙・メール」という、頻出の５つの型を、具体的な問題を通じて学びます。

全49題収録されています。

「基礎英作文問題精講」のレビュー

この「基礎英作文問題精講」は、大学受験において自由英作文を必要とする人に向いている参考書・問題集になります。

筆者は、英作文の典型的な型を学ぶことが非常に重要だと考えています。

英文法を学ぶステップで確かにたくさん英作文を書きますが、それだけでは英作文を書くための構文は足りません。

英作文によくつかえる構文をおさえていく必要があります。

デメリットとしては、基礎構文編で扱う文章が短めである点だと思います。

そのため、ある程度の長さのある日本語を英訳する問題が出るような大学を受ける人には少し物足りないかもしれません。

そういった受験生には、同じ竹岡先生の「英作文が面白いほど書ける本」のほうが向いていると思います。

一方、メリットとしては、鉄則・論理表現編で、自由英作文の書き方を体系的に説明してくれていることで、このような参考書・問題集はあまりありません。

また、自由英作文を本格的に始まる前の、基本的な構文を学ぶセクションもあり、１冊で基礎・演習がでかます。

そういったこともあり、自由英作文が必要な人にオススメとしました！

「基礎英作文問題精講」の使い方

ここからは、筆者オススメの「基礎英作文問題精講」のつかいかたを紹介していきます♪

基礎構文編はまず練習問題を解く

まずは、練習問題を自力で解いて和文英訳をしましょう。

例題を解けたら、解説を読みながら自分の書いた英作文を添削していきます。

このステップで、自分の知らない表現があればリストアップしておくとよいでしょう。

鉄則・論理表現編/自由英作文編も、まずは解いてみる

まずは、各テーマ自分なりの解答を作ってみましょう。

「○語程度で書きなさい」と指示がある問題もありますが、自分の志望する大学の自由英作文が毎年同じ語数で出題されているなら、その語数で書くのもアリだと思います。

また、「基礎英作文問題精講」は問題数もかなり豊富ではありますが、通常の和文英訳も併せて出題されるなど、自由英作文ばかりに時間をかけてられないという人もいるかもしれません。

その場合は、自分の志望大学で出題される形式のみ取り組むというやり方もアリです。

自由英作文は添削してもらったほうがよい

筆者は、国語や英語の記述問題の添削は、必ずしも必要ではないと考えています。

ただし、自由英作文は通常の和文英訳よりも自分での添削が難しいです。

というのも、文法の正確さだけでなく、論理構造なども見られるからです。

そのため、可能であれば学校や塾の先生に診てもらいましょう◎

次の日に復習をしよう

そんなときは、次の日にもう一度同じ問題を和訳してみましょう。

次の日に復習するのが、定着にもっともよいサイクルになります◎

もちろん、１周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も１周だけでは身に付かないので、２周・３周と繰り返します。

特に英作文の場合、共通テストの直前期は勉強を一旦ストップすることになるので、共通テスト後のリハビリに再度しっかりやりこむことをオススメします♪

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は英作文の「基礎英作文問題精講」を紹介しました！

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね！