こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「ポラリス現代文1」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「ポラリス現代文1」の基本情報
まずは「ポラリス現代文1」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:ポラリス現代文1
- 出版社: KADOKAWA
- 著者:柳生好之
- 最終改訂:2018年
- ページ数:312ページ
「ポラリス現代文1」は、KADOKAWAから出版されている古文の参考書・問題集です。
この「ポラリス現代文」シリーズは、1基礎レベル、2標準レベル、3発展レベルと3巻構成になっています。
ページ構成
「ポラリス現代文1」は、以下の5つの要素から成り立っています。
- 問題
- 解答
- イントロダクション
- 本文解説
- 設問解説
「ポラリス現代文1」は、関東でいうと日東駒専、関西でいうと産近甲龍など、中堅私大レベルの問題が13題収録されています。
「ポラリス現代文1」のレビュー
- オススメ度:★★☆☆☆
- オススメする人:中堅大志望で、現代文の読解演習をする人/上位~難関私大志望で、初めて現代文の読解演習する人
- オススメする時期:中堅志望の人→夏までに現代文の基礎的問題に取り組んだあと、演習を重ねる秋頃 上位~難関私大志望の人→春に現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習する夏頃
「ポラリス現代文1」は、オススメ度★★☆☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「ポラリス現代文1」は、中堅大志望で、現代文の読解演習をする人や、上位~難関私大志望で、初めて現代文の読解演習する人に向いている問題集になります。
オススメする時期
「全レベル問題集 現代文3」を使うのにおすすめのシーズンは、志望する大学によって変わってきます。
中堅大志望の人
中堅大志望の人であれば、夏までに現代文の基礎的問題に取り組んだあと、演習を重ねる秋頃です。
夏までの基礎的問題の演習では、共通テストレベルの問題を扱う参考書・問題集がオススメです。
上位~難関私大志望の人
上位~難関私大志望の人であれば、春に受験勉強最初の1冊で現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習をする夏頃です。
現代文に自信がない人であれば、中堅大志望の人同様、共通テストレベルの問題を扱う参考書・問題集を1冊こなしてからでもよいでしょう。
なお、本書は読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集ではなく、問題演習メインとなります。
そのため、「全レベル問題集 現代文3」に取り組む前に、読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集をこなしておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、初めての現代文の本格的な問題演習に向いている、という点が挙げられます。
難関大志望(早慶上智など)であれば、読み方・解き方の習得系参考書・問題集の次のステップに「ポラリス現代文1」を使い、その次は過去問となるでしょう。
中堅〜上位私大志望で2冊めの現代文の読解演習をする人なら、読み方・解き方習得系参考書・問題集→共通テストレベル→大学二次試験形式の1冊めとして「ポラリス現代文1」のステップがよいでしょう。
デメリット
一方デメリットとしては、メインターゲットの層にとっては、過去問演習と時期がかぶる、という点が挙げられます。
上述の通り、「ポラリス現代文1」は日東駒専や産近甲龍の志望者がメインターゲットとなります。
ただし、このあたりの大学の場合、過去問も多く手に入るので、秋の演習として「ポラリス現代文1」よりも過去問をするべき、ともいえます。
レベル的には日東駒専や産近甲龍と同じだけど、過去問が入手しにくい、という大学を志望する人にオススメといえます。
「ポラリス現代文1」の使い方
ここからは、筆者オススメの「ポラリス現代文1」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「ポラリス現代文1」は各問題に目安となる解答時間が設定されているので、まずはその時間通りに解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
また、現代文読解は、目で追って読むだけでは思考が停止してしまうのでオススメできません。
読み方・解き方の習得に重きをおいた多くの参考書・問題集では、接続詞に印をつけたり、同意表現に印をつけたり、ということを推奨しています。
どの問題も一度解いたきり、というわけではなく複数回解くことになるので、書き込みを消すと時間と消しゴムがもったいないです。
本文だけでもコピーをしておくことをオススメします!
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
たとえば、現代文特有の語句を覚えていく必要があるので、解説についている重要語句のコーナーや、自分自身で理解できなかった文章中の語句を辞書で調べたりします。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
特にこの「ポラリス現代文1」のよいところとして、本文構造の解説が充実しています。
そのため、「どのように本文構造を理解すれば答えを導けるか」という点から、書き込みをまねてやってみるのもよいでしょう。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
現代文読解の場合、翌日などに復習してしまうと問題文を覚えているので、1周やりきってから2周めに入るとよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「ポラリス現代文1」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!