こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」の基本情報
まずは「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編
- 出版社:Z会
- 著者:北村七呂和
- 最終改訂:2012年
- ページ数:80ページ
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」は、古典文法の解説書 兼 問題集です。
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法」シリーズは基礎編、演習編の2巻構成になっています。
ページ構成
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」は、以下の3つの要素から成り立っています。
- 例題
- 速攻チェック
- オサライしよう!
単元については、古文頻出の識別問題を中心に全35項目が収録されており、各項目見開き1ページとなっています。
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:大学受験で古文をつかうすべての受験生
- オススメする時期:古典文法の基礎固めをする、受験年の春頃
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
筆者は、どんな大学を受験する人も、古文の勉強の第一歩として文法の基礎固めをするべきだと考えています。
現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。
私は高校1・2年生のときから小テストに向けてはちゃんと勉強していたので、古典文法にはまあまあ自信があったのですが、実際に過去問を解いてみたら全然解けませんでした。
浪人してはじめて古典文法を基礎の基礎から固めることをして、ようやく点数が伸びていきました。
「古典文法は学校の授業でやったし、助動詞の意味や活用も何となくわかってるな…」ではダメなのです。
「古文苦手です、文法はできます」と筆者のもとに相談にくる高校生の方は、たいてい文法の基礎ができていません。基礎ができていないと、勝手な発想でストーリーをどんどんねじまげてしまうんですよね。
オススメする時期
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法基礎編」を使うのにおすすめのシーズンは、古典文法の基礎固めをする、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、古典文法の基礎をしっかり固めておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、古典文法頻出の問題が掲載されている、という点が挙げられます。
共通テストや私大の古文で頻出の識別問題を中心に全35項目が収録されています。
このように、古典文法の頻出問題に特化した参考書・問題集というのはあまりありません。
デメリット
一方デメリットとしては、基礎的事項はカバーしていない、という点が挙げられます。
よくある古典文法の参考書・問題集では、古典文法の基礎事項(各品詞の特徴、各助動詞の使い方など)から、古文頻出の識別問題まで、1冊でカバーしてくれていることが多いです。
しかし、この「SPEED攻略10日間 国語 古典文法」シリーズは、基礎編で古典文法の基礎事項、演習編で識別問題とすみわけがなされているので、受験生のみなさんは合わせて1冊だと思って取り組んだほうがよいでしょう。
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法」シリーズで古典文法の基礎固めをしたいという人は、基礎編・演習編の両方を6月頃までに終わらせることをおすすめします。
「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」の使い方
ここからは、筆者オススメの「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」のつかいかたを紹介していきます♪
1周目は、通常通り解いていく
1周目は、よくある参考書・問題集の使い方ですが、解説を読んで解いていきましょう。
もちろん、解いて、丸付けだけで満足してはいけません。
間違えた問題は必ず「なぜ間違えたのか」を解説を読んで理解し、数日たって自力で解けるか確認しておきましょう。
オススメの進め方は、1日1単元解説を読んで解く→週末には、その前に間違えた問題を確認する、というやりかたです!
2周目は、品詞分解&現代語訳をしていく
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
2周目以降は、品詞分解&現代語訳をしながらすべての問題を解いていきましょう!
というのも、大学入試の古文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を品詞分解し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。
さらに、品詞分解をしたあとは、敬語の識別(尊敬or謙譲or丁寧)、助動詞・助詞の用法の識別(過去や存続など)をすべて書き込みます。
これらのチェックが終わってから初めて、現代語訳してみましょう。
特に、文系で受験する人はこのステップは必須です。
2周目でこれだけできるようになろうと思うと、1周目でしっかり品詞を理解しておく必要があります!
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は古文「SPEED攻略10日間 国語 古典文法演習編」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!