こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、これまで私が受験した大学・指導したことのある大学を中心に、各科目の出題傾向や勉強法についてお話してきました。
先日から、参考書・問題集のレビューをお届けしています!
今回は、英文読解の勉強に使われる「英語長文プラチナルール」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「英語長文プラチナルール」の基本情報
まずは「英語長文プラチナルール」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:英語長文プラチナルール
- 出版社:KADOKAWA
- 著者:関正生
- 最終改訂:2015年
「英語長文プラチナルール」は、KADOKAWAから出版されている英文読解の参考書です。
ページ構成
「英語長文プラチナルール」は、以下の4つの要素から成り立っています。
- 問題
- 解答例
- 解説(プラチナルール)
- 構造分析・語句
全9題の英文が掲載されており、それぞれに学びたいポイントが与えられています。
また、本書で学びたいポイントについては、以下の通りです。
- 読む!(1) butがなくても主張を探し出す!
- 読む!(2) 受験生を惑わす英文でも主張をつかむ!
- 読む!(3) ダイナミックな対比を読み取る!
- 解く!(1) ここまでに得たスキルを駆使してみよう!
- 解く!(2) 「下線部解釈問題」の解法をマスターする!
- 解く!(3) 圧倒的な制度で問題を解く!
- 書く!(1) 圧倒的にキレイな和訳を目指そう!
- 書く!(2) 最高レベルの和訳を作ろう!
- 書く!(3) 記述力の完成!
9つの英文にこれらのテーマがあり、さらに各英文の中で約3つのプラチナルールを学ぶ、というような流れになっています。
なお、英文の出典については、MARCHと国公立大となっていて、語数はさまざまです。
「英語長文プラチナルール」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:英文解釈の勉強を終えて、本格的な長文読解を始める人
この「英語長文プラチナルール」は、英文解釈の勉強を終えて、本格的な長文読解を始める人に向いている問題集です。
大学受験の英文読解対策については、まずは「英文解釈の技術」シリーズなどで、構造分析(SVOC)のしかたを学ぶところから始めることを筆者はすすめています。
英文解釈ができたら、本格的な英語長文の問題集に進む、という流れです。
しかし、一般的な英語長文の問題集は、数十題の英語長文と、その解答・解説、日本語訳が掲載されているだけです。
英語長文をどう読み、どう解けばよいのか、という点を体系的に説明してくれている参考書・問題集というのはあまりありません。
この「英語長文プラチナルール」は、英語長文の読み方・解き方を解説してくれている数少ない参考書・問題集と言えます。
「英文解釈の技術」シリーズなどで、短文の精読を学んだあとに、長文の演習をするまでの橋渡しとしてちょうどよい1冊になっています。
「英語長文プラチナルール」の使い方
ここからは、筆者オススメの「英語長文プラチナルール」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「英語長文プラチナルール」は各問題に目安となる解答時間が設定されているので、まずはその時間通りに解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
また、英語の長文は、目で追って読むだけでは思考が停止してしまうのでオススメできません。
スラッシュリーディングをする人が多いと思います。
どの問題も一度解いたきり、というわけではなく複数回解くことになるので、スラッシュを消すと時間と消しゴムがもったいないです。
本文だけでもコピーをしておくことをオススメします!
解答・解説からも学ぶ!
先述の通り「英語長文プラチナルール」は、全文の和訳と単語・熟語の解説、SVOCが掲載されているなど、充実の内容になっています。
そのため、解答・解説からも学ぶつもりでしっかり読み込みましょう!
「英語長文プラチナルール」の前に「入門英文解釈の技術70」「英文解釈の技術100」などに取り組み、SVOCのふりかたや和訳のしかたを学んだ人は、この問題集でもSVOCや和訳を実践してみてもいいでしょう。
「英語長文プラチナルール」は問題によって語数はさまざまですが、収録されている問題が精読重視の国立大が多いこと、問題数が少ないことから、全文の構造分析をすることも無理ではない分量です。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
英語長文の場合、翌日などに復習してしまうと問題文を覚えているので、1周やりきってから2周めに入るとよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は英文読解の「英語長文プラチナルール」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!