こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」の基本情報
まずは「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル
- 出版社:旺文社
- 著者:梅澤眞由起
- 最終改訂:2018年
- ページ数:136ページ
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、旺文社から出版されている現代文の参考書・問題集です。
ページ構成
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、現代文頻出の問題形式を、前半の「地固め編」で11のテーマに分けて解説しています。
- 現代文と出会う
- 筆者と出会う
- 具体的な作業、その前に
- 語と語のつながりを学ぶ
- つながりをつくる「指示語」を学ぶ
- 文と文とのつながりを学ぶ
- 段落と段落とのつながりを学ぶ
- 文章の大きなつながりを学ぶ ①イイカエ・同義
- 文章の大きなつながりを学ぶ ②イイカエ・同義
- 文章の大きなつながりを学ぶ ③対比
- 文章の大きなつながりを学ぶ ④因果関係
地固め編では、1ページ程度の短い文章と、小問1問程度で、現代文の基本的な読み方・解き方を学びます。
後半の「実践編」は、地固め編で学んだ読み方・解き方を使って、より入試問題に近い長さの文章を読み、解いていきます。
全部で12題あります。
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:大学受験で現代文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃/春に現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習する夏頃
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、オススメ度★★★★☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、大学受験で現代文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。
大学受験における現代文の読み方は、学校で教えられる先生も少なく、塾や予備校で習うか、読解法習得に特化した参考書・問題集のどちらかは必須、と筆者は考えています。
「現代文めちゃめちゃ得意です!」って人は不要かもしれませんが、稀ですよね汗
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、現代文の正しい読み方をマスターできる参考書・問題集の代表格だと思います。
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」では、選択問題や抜き出し問題など、基本的な形式の問題通して現代文の「読み方」を学ぶことができるので、全受験生がやっておきたい1冊です。
オススメする時期
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」を使うのにおすすめのシーズンは、春~夏頃です。
春頃
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃にオススメできる1冊です。
「地固め編」を使って、現代文の「読み方」をマスターします。
受験勉強の最初に、正しい現代文のアプローチを学んでおきましょう。
夏頃
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、春に現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習する夏頃にも使えます。
「実戦編」を使って、基礎的な演習をします。
ただし、記述問題がメインになる大学(主に国公立)を志望する人は、「地固め編」のあとは「実践編」に進まず、夏からは「書き方」を学べる参考書・問題集に進むとよいでしょう◎
メリット
本書のメリットとしては、①現代文読解の解法が体系的に説明されている、②読解演習の1冊めにも使える、という2点が挙げられます。
1.現代文読解の解法が体系的に説明されている
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」最大のメリットは、現代文読解の解法を体系的に学べるところです。
現代文読解をテーマにした参考書・問題集には、解法の説明はなく、演習問題に特化したものも多いです。
そのなかで、読解問題の解法をパターン別に解説し、さらに各パターンに対応した問題で練習できる「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は、読解力養成のための1冊めに非常におすすめできます。
2.読解演習の1冊めにも使える
筆者は、大学受験の現代文を学ぶステップとして、春に「読み方」を学び、夏から基礎的な演習を進めることをすすめています。
この「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」は先述の通り、春に「地固め編」で「読み方」を学び、夏に「実践編」で基礎的な演習をすることもできる、1冊で2ステップをカバーした参考書・問題集となっています。
デメリット
デメリットは、特にありません!
そのため、オススメ度★★★★☆としました!
「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」の使い方
ここからは、筆者オススメの「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」のつかいかたを紹介していきます♪
「地固め編」に取り組む
まずは、「地固め編」で基本的な現代文の「読み方」「解き方」を学んでいきましょう。
本書の構成は、問題→解答・解説という順番になっていますが、いきなり問題文を読んでもわからない…という人は、先に解説の中のポイントを読んでみてもよいでしょう。
「地固め編」を完璧にしてから「実践編」へ
夏休み前までに「地固め編」を完璧にして、現代文の「読み方」「解き方」を完成させましょう。
さらに、勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、先に「地固め編」を2周・3周と繰り返します。
そのうえで、実践編へと移りましょう。
実践編も地固め編同様、自分の解答が全然違うときは、翌日もう一度挑戦してみましょう◎
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
たとえば、現代文特有の語句を覚えていく必要があるので、解説についている重要語句のコーナーや、自分自身で理解できなかった文章中の語句を辞書で調べたりします。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「基礎からのジャンプアップノート現代文読解・書き込みドリル」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!