こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「マーク式基礎問題集 現代文」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「マーク式基礎問題集現代文」の基本情報
まずは「マーク式基礎問題集現代文」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:マーク式基礎問題集現代文
- 出版社:河合出版
- 著者:河合塾国語科
- 最終改訂:2020年
「マーク式基礎問題集現代文」は、河合出版から出版されている現代文の参考書・問題集です。
ページ構成
「マーク式基礎問題集現代文」は、以下の2つの部から成り立っています。
- 第一部 論理的な文章・実用的な文章・図表
- 第二部 複数の文学的文章
第一部・第二部ともに8問となっています。
「マーク式基礎問題集現代文」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:現代文は共通テストのみ受験する人/共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人
- オススメする時期:現代文の本格的な問題演習を初めて行う、受験年の夏頃
「マーク式基礎問題集現代文」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「マーク式基礎問題集現代文」は、現代文は共通テストのみ受験する人や、共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人に向いている参考書・問題集になります。
現代文は共通テストのみ受験する人
現代文は共通テストのみ受験する人には、共通テストに特化した問題演習をたくさん解きたい、という人も多いと思います。
そのような人には、「マーク式基礎問題集現代文」のように、オリジナル問題での演習ができる問題集はオススメできます。
特に国公立大の理系学部には、共通テストの国語の比率が高い学部も多いです。そういった学部を志望する人は共通テスト形式の演習にしっかり時間をかけたいところです◎
共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人
共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人にも、この「マーク式基礎問題集現代文」はオススメです。
大学個別試験よりも少し易しめの共通テストの対策を行うことで、少しずつレベルアップしていくことができます。
一方、記述問題がメインで出題される大学(主に国公立)を受験する人には、この「マーク式基礎問題集現代文」はオススメしません。
記述対策にはかなり時間がかかるため、共通テスト対策に多くの時間を割くことで、思うような対策ができなくなってしまいます。
そのため、共通テスト対策は過去問だけで十分です。
2次試験が解けたら、共通テストも解けます◎
オススメする時期
「マーク式基礎問題集現代文」を使うのにおすすめの時期は、春に受験勉強最初の1冊で現代文の「読み方」を一通り学んだあと、本格的な問題演習を初めて行う夏頃です。
「マーク式基礎問題集現代文」は読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集ではなく、問題演習メインとなります。
そのため、「マーク式基礎問題集現代文」に取り組む前に、読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集をこなしておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①共通テストのオリジナル問題を解ける、②素材が取り組みやすい、という2点が挙げられます。
1.共通テストのオリジナル問題を解ける
現代文の共通テスト対策をテーマにした参考書・問題集には、共通テスト・センター試験の過去問をそのまま収録したものも多いです。
そのため、結局過去問演習と大差ない、となってしまうことも少なくありません。
そのなかで、問題の半分がオリジナル問題からなる「マーク式基礎問題集現代文」は、共通テスト形式の問題をより多く解きたいという人におすすめです。
特に国公立大の理系学部には、共通テストの国語の比率が高い学部も多いです。そういった学部を志望する人は共通テスト形式の演習にしっかり時間をかけたいところです◎
共通テストに変わってから年数がまだ経っていないので、過去問だけでは不安だな…という人に向いています。
2.素材が取り組みやすい
この「マーク式基礎問題集」シリーズ、特に現代文・古文・漢文の国語3分野については、実際の共通テストよりも少し易しめにつくられています。
そのため、共通テストの過去問に取り組む前の1冊としても最適です。
デメリット
デメリットは、特にありません◎
「マーク式基礎問題集現代文」の使い方
ここからは、筆者オススメの「マーク式基礎問題集現代文」のつかいかたを紹介していきます♪
まず通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「マーク式基礎問題集現代文」は目安となる解答時間は設定されていませんが、共通テスト現代文の標準解答時間・20~25分で解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
たとえば、現代文特有の語句を覚えていく必要があるので、解説についている重要語句のコーナーや、自分自身で理解できなかった文章中の語句を辞書で調べたりします。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
現代文読解の場合、翌日などに復習してしまうと問題文を覚えているので、1周やりきってから2周めに入るとよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「マーク式基礎問題集現代文」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!