こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」の基本情報
まずは「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:短期攻略 大学入学共通テスト 古文
- 出版社:駿台文庫
- 著者:菅野三恵、柳田緑
- 最終改訂:2020年
- ページ数:93ページ
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は、駿台文庫から出版されている古文の参考書・問題集です。
ページ構成
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は、共通テストの傾向を踏まえたオリジナル問題が全部で10問収録されています。
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:古文は共通テストのみ受験する人/共通テストと同様の形式で古文が出題される大学を受験する人
- オススメする時期:古文の本格的な問題演習を初めて行う、受験年の夏~秋頃
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は、古文は共通テストのみ受験する人や、共通テストと同様の形式で古文が出題される大学を受験する人に向いている参考書・問題集になります。
古文は共通テストのみ受験する人
古文は共通テストのみ受験する人には、共通テストに特化した問題演習をたくさん解きたい、という人も多いと思います。
そのような人には、「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」のように、オリジナル問題での演習ができる問題集はオススメできます。
特に国公立大の理系学部には、共通テストの国語の比率が高い学部も多いです。そういった学部を志望する人は共通テスト形式の演習にしっかり時間をかけたいところです◎
共通テストと同様の形式で古文が出題される大学を受験する人
共通テストと同様の形式で古文が出題される大学を受験する人にも、この「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」はオススメです。
大学個別試験よりも少し易しめの共通テストの対策を行うことで、少しずつレベルアップしていくことができます。
一方、記述問題がメインで出題される大学(主に国公立)を受験する人には、この「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」はオススメしません。
記述対策にはかなり時間がかかるため、共通テスト対策に多くの時間を割くことで、思うような対策ができなくなってしまいます。
そのため、共通テスト対策は過去問だけで十分です。
2次試験が解けたら、共通テストも解けます◎
オススメする時期
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」を使うのにおすすめの時期は、春に受験勉強最初の1冊で古典文法を、春~初夏に古文の「読み方」を一通り学んだあと、本格的な問題演習を初めて行う夏頃です。
あくまで「読解」の問題集になるので、本書を始める前に「基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル」「ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル」などの、文法を基礎固めするための参考書・問題集は一通り解いておきましょう。
また、古文の「読み方」を教えてくれる参考書・問題集に取り組んでおきましょう。
共通テストはまだ過去問が少ないので、過去問以外にも共通テスト形式の問題集で練習をしたいという需要は大きいかと思います。
そのうえで、古文読解の勉強の1冊めとして使えるのがこの「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」になります。
メリット
本書のメリットとしては、共通テストのオリジナル問題を解ける、という点が挙げられます。
古文の共通テスト対策をテーマにした参考書・問題集には、共通テスト・センター試験の過去問をそのまま収録したものも多いです。
そのため、結局過去問演習と大差ない、となってしまうことも少なくありません。
ですが、この「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」はすべてがオリジナル問題なので、「過去問と同じものしか解けない」という他の参考書・問題集のデメリットを解消してくれています。
デメリット
デメリットは、特にありません◎
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」の使い方
ここからは、筆者オススメの「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」のつかいかたを紹介していきます♪
まず通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は目安となる解答時間は設定されていませんが、共通テスト古文の標準解答時間・20分で解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
品詞分解&現代語訳をしていく
古文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
そこでオススメなのが、品詞分解&現代語訳です。
というのも、大学入試の古文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を品詞分解し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。
全文を品詞分解し、活用語であれば活用の種類や活用形を確認、敬語の種類や誰に向けた敬意なのかを確認していきます。
さらに、品詞分解をしたあとは、敬語の識別(尊敬or謙譲or丁寧)、助動詞・助詞の用法の識別(過去や存続など)をすべて書き込みます。
これらのチェックが終わってから初めて、現代語訳してみましょう。
特に、文系で受験する人はこのステップは必須です。
古文は共通テストだけ、という人であれば、傍線部のみで大丈夫です◎
これだけできるようになろうと思うと、春までにしっかり古典文法を理解しておく必要があります!
「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」は全文の品詞分解が掲載されておらず、解答に関係する場所や重要箇所のみになり、確認が難しいですが、不安なところは学校の先生などに聞いてみるとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
古文読解の場合、翌日などに復習してしまうと問題文を覚えているので、1周やりきってから2周めに入るとよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は古文の「短期攻略 大学入学共通テスト 古文」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!