こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「新・現代文レベル別問題集1」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「新・現代文レベル別問題集1」の基本情報
まずは「新・現代文レベル別問題集1」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:新・現代文レベル別問題集1
- 出版社:東進ブックス
- 著者:輿水淳一、西原剛
- 最終改訂:2021年
- ページ数:240ページ
「新・現代文レベル別問題集1」は、東進ブックスから出版されている現代文の参考書・問題集です。
この「新・現代文レベル別問題集」シリーズは、1、2、3、4、5、6とレベル別に6巻構成になっています。
ページ構成
「新・現代文レベル別問題集1」は、以下の2つの要素から成り立っています。
- 読解方略一覧
- 問題
まず、冒頭で「読解方略一覧」として、現代文の基礎的な読み方が紹介されています。
また、本編となる問題は、基礎レベルの問題が10題収録されています。
問題は、オリジナル問題も多いですが、中にはセンター試験や私立大学の過去問も含まれています。
「新・現代文レベル別問題集1」のレビュー
- オススメ度:★★☆☆☆
- オススメする人:大学受験で現代文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃
「新・現代文レベル別問題集1」は、オススメ度★★☆☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「新・現代文レベル別問題集1」は、大学受験で現代文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。
大学受験における現代文の読み方は、学校で教えられる先生も少なく、塾や予備校で習うか、読解法習得に特化した参考書・問題集のどちらかは必須、と筆者は考えています。
「現代文めちゃめちゃ得意です!」って人は不要かもしれませんが、稀ですよね汗
この「新・現代文レベル別問題集1」は、現代文の正しい読み方をマスターできる参考書・問題集の代表格だと思います。
オススメする時期
「新・現代文レベル別問題集1」を使うのにおすすめのシーズンは、現代文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、正しい現代文のアプローチを学んでおきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①素材文が易しくとっつきやすい、②本文解説が詳しい、という2点が挙げられます。
1.素材文が易しくとっつきやすい
先日紹介した「入試現代文へのアクセス 基本編」などのように、「基本編」とついていながらも難関大志望者をターゲットとする問題集は素材が難しめになっています。
この「新・現代文レベル別問題集1」は比較的に素材文が易しいため、より幅広い受験生に取り組みやすいものになっています。
2.本文解説が詳しい
本文解説については、カラー刷りで本文のどこに、どのように目をつけると解答を導けるのか、わかりやすいビジュアルで説明してくれています。
学校の授業でも「丁寧な板書のほうがわかりやすい」と感じる人に向いているでしょう。
デメリット
一方、デメリットとしては、基礎的な解法の練習がしづらい、という点が挙げられます。
冒頭に、「読解方略一覧」として、基本的な現代文の読み方をまとめてくれてはいますが、それに対応した練習問題があるわけではないので、読み方をマスターしづらいな、と感じる人もいると思います。
「新・現代文レベル別問題集1」の使い方
ここからは、筆者オススメの「新・現代文レベル別問題集1」のつかいかたを紹介していきます♪
「読解方略」を学ぶ
まずは、冒頭の「読解方略一覧」をしっかり読み込み、現代文の基礎的な読み方・解き方を確認しましょう。
「読解方略」を確認したうえで問題を解く
「読解方略」を確認したうえで、問題を解いていきましょう。
現代文の本格的な問題は初めてだから、なかなか手が出ないな…という人は、1周めの演習では「読解方略」を見ながら解くのもアリだと思います。
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
特にこの「新・現代文レベル別問題集1」は本文解説がカラーで充実しています。
現代文の文章を読むときは線を引きながら読むことが多いので、自分が引いた線と見比べてみるのもよい勉強になります。
また、漢字問題・語句問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」「これは意味を知らなかったな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「新・現代文レベル別問題集1」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!