こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「新・現代文レベル別問題集3」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「新・現代文レベル別問題集3」の基本情報
まずは「新・現代文レベル別問題集3」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:新・現代文レベル別問題集3
- 出版社:東進ブックス
- 著者:輿水淳一、西原剛
- 最終改訂:2021年
- ページ数:272ページ
「新・現代文レベル別問題集3」は、東進ブックスから出版されている現代文の参考書・問題集です。
この「新・現代文レベル別問題集」シリーズは、1、2、3、4、5、6とレベル別に6巻構成になっています。
ページ構成
「新・現代文レベル別問題集3」は、以下の2つの要素から成り立っています。
- 読解方略一覧
- 問題
まず、冒頭で「読解方略一覧」として、現代文の基礎的な読み方が紹介されています。
また、本編となる問題は、主に私大の入試問題が10題収録されています。
「新・現代文レベル別問題集3」のレビュー
- オススメ度:★☆☆☆☆
- オススメする人:中堅大志望で、現代文の読解演習をする人/上位~難関私大志望で、初めて現代文の読解演習する人
- オススメする時期:中堅志望の人→夏までに現代文の基礎的問題に取り組んだあと、演習を重ねる秋頃 上位~難関私大志望の人→春に現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習する夏頃
「新・現代文レベル別問題集3」は、オススメ度★☆☆☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「新・現代文レベル別問題集3」は、中堅大志望で、現代文の読解演習をする人や、上位~難関私大志望で、初めて現代文の読解演習する人に向いている問題集になります。
オススメする時期
「新・現代文レベル別問題集3」を使うのにおすすめのシーズンは、志望する大学によって変わってきます。
中堅大志望の人
中堅大志望の人であれば、夏までに現代文の基礎的問題に取り組んだあと、演習を重ねる秋頃です。
夏までの基礎的問題の演習では、共通テストレベルの問題を扱う参考書・問題集がオススメです。
上位~難関私大志望の人
上位~難関私大志望の人であれば、春に受験勉強最初の1冊で現代文の「読み方」を一通り学んだあと、初めて演習をする夏頃です。
現代文に自信がない人であれば、中堅大志望の人同様、共通テストレベルの問題を扱う参考書・問題集を1冊こなしてからでもよいでしょう。
なお、本書は読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集ではなく、問題演習メインとなります。
そのため、「新・現代文レベル別問題集3」に取り組む前に、読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集をこなしておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、本文解説が詳しい、という点が挙げられます。
本文解説については、カラー刷りで本文のどこに、どのように目をつけると解答を導けるのか、わかりやすいビジュアルで説明してくれています。
学校の授業でも「丁寧な板書のほうがわかりやすい」と感じる人に向いているでしょう。
デメリット
一方、デメリットとしては、共通テスト向きではない、という点が挙げられます。
この「新・現代文レベル別問題集3」のサブタイトルは、標準編・共通テスト(基礎)レベルとなっています。
ですが、実際には収録されているのは主に上位私大の入試問題です。
もちろん、上位大学出典の問題の中でも、初めての現代文演習でもとっつきやすい問題をセレクトしてくれてはいますが、ただし、取り組みにくいという点はあると思います。
「新・現代文レベル別問題集3」の使い方
ここからは、筆者オススメの「新・現代文レベル別問題集3」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「新・現代文レベル別問題集3」は各問題に目安となる解答時間が設定されているので、まずはその時間通りに解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
また、現代文読解は、目で追って読むだけでは思考が停止してしまうのでオススメできません。
読み方・解き方の習得に重きをおいた多くの参考書・問題集では、接続詞に印をつけたり、同意表現に印をつけたり、ということを推奨しています。
どの問題も一度解いたきり、というわけではなく複数回解くことになるので、スラッシュを消すと時間と消しゴムがもったいないです。
本文だけでもコピーをしておくことをオススメします!
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
特にこの「新・現代文レベル別問題集3」は本文解説がカラーで充実しています。
現代文の文章を読むときは線を引きながら読むことが多いので、自分が引いた線と見比べてみるのもよい勉強になります。
また、漢字問題・語句問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」「これは意味を知らなかったな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「新・現代文レベル別問題集3」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!