「古文レベル別問題集2」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、古文の勉強に使われる「古文レベル別問題集2」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「古文レベル別問題集2」の基本情報

まずは「古文レベル別問題集2」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

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  • 書籍名:古文レベル別問題集2
  • 出版社:東進ブックス
  • 著者:富井健二
  • 最終改訂:2021年
  • ページ数:168ページ

「古文レベル別問題集2」は、東進ブックスから出版されている古文の参考書・問題集です。

ページ構成

「古文レベル別問題集2」は、以下の6つの章から成り立っています。

  1. 基本読解マニュアル
  2. 読解に活かす敬語
  3. 読解に活かす文法
  4. 読解に活かす古文常識
  5. 和歌の読解法
  6. ジャンル別の読解法

各章はさらにセクションにわかれており、全26セクションからなります。

各セクションはまず古文読解に必要なポイントを整理しており、その後問題演習→全文解釈→解答という流れになっています。

古文レベル別問題集2」のレビュー

  • オススメ度:★★★★☆
  • オススメする人:大学受験で古文を受験するすべての受験生
  • オススメする時期:古文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春~夏頃

「古文レベル別問題集2」は、オススメ度★★★★☆の参考書・問題集です。

オススメする人

この「古文レベル別問題集2」は、大学受験で古文を受験するすべての受験生に向いている参考書・問題集になります。

筆者は、どんな大学を受験する人も、古文の勉強の第一歩として文法の基礎固めをするべきだと考えています。

しかし、文法の基礎固めだけでは古文が読めるようになるわけではありません。

主語の省略や、独特の敬語など、現代文とは異なる読解ポイントが多数あります。

それらのポイントを学べる参考書・問題集を1冊こなしておくとよいでしょう。

この「古文レベル別問題集2」は、読解ポイントを学ぶのによい1冊です。

オススメする時期

「古文レベル別問題集2」を使うのにおすすめのシーズンは、古文の「読み方」を初めて学ぶ、受験年の春~夏頃です。

受験勉強の最初に、古典文法の基礎をしっかり固めてから、「読み方」の勉強を始めましょう。

メリット

本書のメリットとしては、①古文の読み方が体系的に説明されている、➁問題文の全文解釈がある、という2点が挙げられます。

1.古文の読み方が体系的に説明されている

この「古文レベル別問題集2」は、古文読解に必要なポイントを体系的に説明してくれています。

古文は、古典文法の練習や、読解の演習問題が収録されている参考書・問題集というのは多いのですが、「読み方」を解説してくれているものはあまりありません。

そのため、古文読解をみっちり学べる貴重な1冊といえます。

2.問題文の全文解釈がある

「古文レベル別問題集2」の大きな特徴として、問題文の全文解釈が収録されている点が挙げられます。

問題演習は、短めの古文読解を通じて、学んだ読解法を実戦できるようになっていますが、この文章の全文に品詞分解・全文訳が掲載されています。

後述していますが、私は「古文レベル別問題集2」に取り組む際には、問題文を品詞分解&全文訳できるようにすることを推奨しています。

古文は教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるため、その練習になります。

他の参考書・問題集だと、問題に関係ないところは品詞分解・現代語訳がないものも多いので、この「古文レベル別問題集2」は便利です。

デメリット

デメリットは、特にありません!

「基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル」の使い方

ここからは、筆者オススメの「古文レベル別問題集2」のつかいかたを紹介していきます♪

まずは、要点整理を読む

まずは、各セクションの冒頭にある要点整理を読み込みましょう。

読解するうえで必要なポイントを学びます。

問題演習に取り組む

要点整理で学んだ読解ポイントを、問題演習で実戦してみましょう。

また、小問もついているので、合わせて解いてみましょう。

品詞分解&現代語訳をしていく

古文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。

その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。

そこでオススメなのが、品詞分解&現代語訳です。

というのも、大学入試の古文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を品詞分解し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。

さらに、品詞分解をしたあとは、敬語の識別(尊敬or謙譲or丁寧)、助動詞・助詞の用法の識別(過去や存続など)をすべて書き込みます。

これらのチェックが終わってから初めて、現代語訳してみましょう。

特に、文系で受験する人はこのステップは必須です。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

これだけできるようになろうと思うと、春ごろの文法の基礎固めでしっかり品詞を理解しておく必要があります!

もちろん、1周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、初回は古文「古文レベル別問題集2」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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