「英文法レベル別問題集5」のレベル・使い方は?元塾講師がレビュー!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、英文法の勉強に使われる「英文法レベル別問題集5」についてレビューしていきます♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

「英文法レベル別問題集5」の基本情報

まずは「英文法レベル別問題集5」の基本情報について紹介していきます。

基本情報

  • 書籍名:英文法レベル別問題集5
  • 出版社:東進ブックス
  • 著者:安河内哲也
  • 最終改訂:2007年
  • ページ数:106ページ

「英文法レベル別問題集5」は、東進ブックスから出版されている英文法の参考書・問題集です。

この「英文法レベル別問題集」シリーズは、1、2、、5、6レベル別に6巻構成になっています。

ページ構成

「英文法レベル別問題集5」の章立ては、以下のようになっています。

  1. 準動詞
  2. 比較
  3. 関係詞
  4. 仮定法
  5. 否定
  6. 形容詞・副詞
  7. 名詞・代名詞
  8. 前置詞・接続詞
  9. その他
  10. 動詞の語法

各章は、まず見開き2ページの「ポイント講義」から始まります。

今から学習する単元の、学習のポイントを確認します。

また、「ポイント講義」のあとには、30問の練習問題が収録されています。

左ページに問題、右ページに解説、という構成です。

出題形式は、文法問題として多い「空所補充問題」「正誤問題」「整序問題」の3種類となっています。

この「英文法レベル別問題集5」のサブタイトルは「上級編 有名私大合格文法・語法を得点源に」とあります。

そのため、問題の出典は、中堅私大~有名私大の入試問題が多くなっています。

「英文法レベル別問題集5」のレビュー

  • オススメ度:★★★☆☆
  • オススメする人:英文法が独立した大問で出題される難関私大を志望するの受験生
  • オススメする時期:英文法の演習を始める、受験年の夏頃

「英文法レベル別問題集5」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。

オススメする人

この「英文法レベル別問題集5」は、英文法が独立した大問で出題される難関大学を志望する受験生に向いている参考書・問題集になります。

「文法が独立した大問で出題される大学を受験する人」以外にはおすすめではないですか?

文法が独立した大問では出題されない大学を受験する、という人は、「英文法レベル別問題集」シリーズの優先順位は下がります。

というのも、かつてのセンター試験には文法問題があったのが、共通テストになってから廃止されたため、国公立大のみ受験するという人であれば、文法問題のみを解く機会があまりないからです。

「英文法レベル別問題集」シリーズの4巻までは、英文法が苦手という人であれば、「文法が独立した大問で出題される大学を受験する人」以外にもオススメできます。

ただし、5巻以降はやはり難しくなってくるため、苦手な人がわざわざ「英文法レベル別問題集5」を選択する必要性は少ないと感じます。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

難関大になるほど、文法の独立問題は減ります。筆者は「うちに入る人は文法は当たり前にできるよね」という大学からのメッセージだと思っています。文法の独立問題がない大学を志望する人は、高2までに文法を完成させて高3は読解・和訳・英作文に注力するべきでしょう。

オススメする時期

「英文法レベル別問題集5」を使うのにおすすめのシーズンは、英文法の演習を始める、受験年の夏頃です。

「英文法レベル別問題集3」「英文法レベル別問題集4」などで基礎固めをしたうえで、少しレベルを上げた演習に向いています。

メリット

本書のメリットとしては、①英文法の演習を単元別にできる、➁解説が詳しい、という2点が挙げられます。

1.英文法の演習を単元別にできる

この「英文法レベル別問題集5」最大のメリットは、英文法の演習を単元別にできる点です。

実際の入試問題では、単元に関係なく出題されますが、受験勉強を初めてすぐの頃は単元別の演習をしていくのがよいでしょう。

2.解説が詳しい

上述の通り、この「英文法レベル別問題集5」は、左ページに問題、右ページに解説、という構成で、1問1問に解説を掲載してくれています。

「なぜそうなるのか?」という疑問にしっかり答えてくれます。

デメリット

一方、デメリットとしては、文法そのものの解説が少なめである、という点が挙げられます。

おそらく、受験勉強の1冊めにいきなり解くと、「わからないところが多すぎる!」となるのではないでしょうか。

特に「英文法レベル別問題集」の5以降は、難関大学を目指す受験生対象となってきますが、このあたりの大学を目指す人でも、まずはもう少し易しい参考書・問題集での基礎固めが必須となってきます。

そのため、「大学入試 すぐわかる英文法」などの文法解説に特化した参考書でしくみを理解し、「英文法レベル別問題集3」「英文法レベル別問題集4」などで基礎固めをしてから、この「英文法レベル別問題集5」に進むのがよいでしょう。

文法の独立問題を解くであろう受験生の数を考慮して、オススメ度★★★☆☆としました。

「英文法レベル別問題集5」の使い方

ここからは、筆者オススメの「英文法レベル別問題集5」のつかいかたを紹介していきます♪

「ポイント講義」の中の問題を解いてみる

「英文法レベル別問題集3」「英文法レベル別問題集4」など基礎固めに使う問題集とは違い、演習用メインの問題集として使います。

そのため、いきなり「ポイント講義」の中の問題に進みます。

まずは自力で解き、英文法の理解度を確認しましょう。

その後、解答・解説を読んで、問題のなかでわからなかったところを理解します。

この際、解答・解説だけでは理解しきれない部分があれば、必ず先生に聞くなどして解決しておきましょう。

単元別の問題に進む

「ポイント講義」の問題をカンペキにできたら、続く各単元の問題に進みましょう。

「英文法レベル別問題集5」は一問一問の解説も詳しいので、間違えた問題はしっかりと解説を読み込みましょう。

解説を読んでも納得できなければ、各章冒頭の文法事項の解説に戻り、それでも納得できないことがあれば、必ず先生に聞くなどして解決しておきましょう。

もちろん、1周で終わらない

勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。

まとめ

参考書・問題集のレビュー、今回は英文法の「英文法レベル別問題集5」を紹介しました!

これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!

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