【春から受験生の人へ】難関大受験に向けて3月中にやっておきたい5分野!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、今年も2月末ということで、春から受験生になる人は、「どのような勉強から始めたらいいのかな…」と迷っている人もいると思います。

そこでこの記事では、筆者の経験から、難関大を目指す人に3月中にやってもらいたい5つの科目・分野についてお話していきます!

勉強以外で3月までにやっておきたいことをまとめた記事はこちら↓

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

新受験生が3月中にやっておくべき科目・分野5選

筆者が、春から受験生になる人に3月中に取り組んでもらいたいのは、以下の3つの科目・分野です。

  1. 現代文(漢字)
  2. 古文
  3. 漢文
  4. 英文法
  5. 数学

科目・分野によって取り組むべき人が変わってくるので、次のセクションから詳しく解説します◎

3月中にやっておくべき科目 ①現代文(漢字)

春から受験生になる人に、3月中に取り組んでもらいたい科目の1つめは「現代文」です。

取り組むべき人は、国公立大学の2次試験で現代文を受験し漢字の書き取りが出題されるが、苦手な人です。

なぜ3月にやるべき?

長文記述の問題が出題される場合でも、漢字の書き取り問題が5題程度出題される、という大学は多いです。

長文記述の採点基準はなかなか厳しいため、それ以外の漢字の書き取り等の問題は確実に得点したいところであり、反対に得点できないと他の受験生に遅れをとることになります。

そのため、漢字の書き取りに苦手を感じる人は、時間的に余裕のある3月に漢字に取り組んでおくとよいでしょう◎

どんな勉強をしたらよい?

漢字に特化した参考書・問題集を1冊完成させましょう。

学校ですでに使っているものがあればそれを活用してもよいですし、新しく購入したいという人であれば以下のものをオススメします。

3月中にやっておくべき科目 ➁古文

春から受験生になる人に、3月中に取り組んでもらいたい科目の2つめは「古文」です。

取り組むべき人は、国公立大学の2次試験で古文を受験し、記述問題に取り組む人です。

なぜ3月にやるべき?

国公立大学の2次試験で、記述問題がメインとなる古文を受験する人の理想の勉強スケジュールは、下記の通りです。

  1. 古典文法を固める
  2. 古文の読み方を学ぶ
  3. 古文の書き方を学ぶ
  4. 問題演習/過去問に取り組む

④問題演習/過去問は、9月頃にはスタートできるのがベストではありますが、①~③をそれまでの5か月で完成させるのは、スケジュール的にもタイトです。

また、8月までは部活もまだ続けているという人も多いでしょうから、なおさら大変な時期になります。

1か月前倒しで勉強を始めて、①~③のステップに半年かけられるようになると、とてもゆとりが生まれます。

どんな勉強をしたらよい?

上述の通り、受験勉強の最初のステップである「古典文法の基礎固め」に取り組むのがオススメです。

筆者は、どんな大学を受験する人も、古文の勉強の第一歩として文法の基礎固めをするべきだと考えています。

現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。

私は高校1・2年生のときから小テストに向けてはちゃんと勉強していたので、古典文法にはまあまあ自信があったのですが、実際に過去問を解いてみたら全然解けませんでした。

浪人してはじめて古典文法を基礎の基礎から固めることをして、ようやく点数が伸びていきました。

「古典文法は学校の授業でやったし、助動詞の意味や活用も何となくわかってるな…」ではダメなのです。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

「古文苦手です、文法はできます」と筆者のもとに相談にくる高校生の方は、たいてい文法の基礎ができていません。基礎ができていないと、勝手な発想でストーリーをどんどんねじまげてしまうんですよね。

1・2年生の間にコツコツ勉強していた人も、あらためてすべての項目を理解できているか、再確認してみましょう◎

このステップにオススメの参考書・問題集は、以下のものです。

それぞれの参考書・問題集の使い方については、リンク先で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね!

3月中にやっておくべき科目 ③漢文

春から受験生になる人に、3月中に取り組んでもらいたい科目の3つめは「漢文」です。

取り組むべき人は、国公立大学の2次試験で漢文を受験し、記述問題に取り組む人です。

なぜ3月にやるべき?

国公立大学の2次試験で、記述問題がメインとなる漢文を受験する人の理想の勉強スケジュールは、下記の通りです。

  1. 漢文句形を固める
  2. 漢文の読み方を学ぶ
  3. 漢文の書き方を学ぶ
  4. 問題演習/過去問に取り組む

古文同様、4月以降に勉強を開始すると、少しタイトなスケジュールになります。

余裕をもって受験勉強を進めていくためにも、1か月早く、学校も休みである3月から受験勉強を始めておくと、スムーズに新年度を迎えられるでしょう◎

どんな勉強をしたらよい?

上述の通り、受験勉強の最初のステップである「漢文句形の基礎固め」に取り組むのがオススメです。

筆者は、どんな大学を受験する人も、漢文の勉強の第一歩として句形の基礎固めをするべきだと考えています。

現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。

漢文も古文同様、受験勉強を始めるタイミングで今一度基礎的文法をしっかり定着させることに時間を使っておきましょう。

このステップにオススメの参考書・問題集は、以下のものです。

3月中にやっておくべき科目 ④英文法

春から受験生になる人に、3月中に取り組んでもらいたい科目の4つめは「英文法」です。

取り組むべき人は、難関大学を受験するすべての人です。

なぜ3月にやるべき?

難関大になるほど、文法の独立問題の出題は減り、英文読解や英作文、リスニングといった形式での出題がメインとなります。

文法の独立問題を出題しない、ということは、筆者は「うちに入る人は文法は当たり前にできるよね」という大学からのメッセージだと思っています。

文法の独立問題がない大学を志望する人は、高2までに文法を完成させて、高3は読解・和訳・英作文等に注力するべきでしょう。

どんな勉強をしたらよい?

上述の通り、今後取り組む英文読解や英作文、リスニングに備えて、英文法の基礎固めに注力しましょう。

このステップにオススメの参考書・問題集は、以下のものです。

3月中にやっておくべき科目 ⑤数学

春から受験生になる人に、3月中に取り組んでもらいたい科目の5つめは「数学」です。

取り組むべき人は、理系学部を受験し、数学Ⅲが必要となる人です。

なぜ3月にやるべき?

数学、特に理系学部を志望する人で数学Ⅲまで使う、という人にとっては、勉強することの量が多すぎます。

どれくらい多いかというと、難関大受験者の数学のバイブル的参考書「青チャート」ではこんなに問題数が多いのです(版の違いにより若干の変動はあります)。

  • 数学Ⅰ 例題185題
  • 数学A 例題144題
  • 数学Ⅱ 例題242題
  • 数学B 例題167題
  • 数学Ⅲ 例題271題

受験勉強の理想としては、数学Ⅰのはじめから復習をしていきたいところですので、3月から受験勉強を始めて、少しでも4月以降の負担を減らしたいところです。

どんな勉強をしたらよい?

数学の解法を一通り網羅して勉強し、できないところをあぶりだしておきましょう!

オススメの参考書・問題集は、以下のものです。

まとめ

今回は、春から受験生のみなさんに向けて、3月中に取り組んでおきたい科目・分野を紹介しました!

他にも、受験生としてやっておきたいことを紹介しているので、ぜひ読んでくださいね!

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