こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」の基本情報
まずは「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編
- 出版社:スタディーカンパニー
- 著者:ゴロゴネット編集部
- 最終改訂:2022年
- ページ数:240ページ
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」は、スタディーカンパニーから出版されている現代文の参考書・問題集です。
ページ構成
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」では、評論・小説それぞれ4題ずつ、合計8の演習問題を収録しています。
それぞれの問題には、「新・ゴロゴ現代文 共通テスト編」で学ぶ公式のうち、実践したい公式がテーマとして与えられています。
テーマは、以下の通りです。
〈評論〉
- 具体と抽象の関係に注目して本文を読もう/〈指示語で解く〉解法公式をマスターしよう
- 評論読解の基本である〈因果関係〉をつかんで読解しよう/筆者の主張とキーワードに込められた価値観をつかもう
- 〈幅広い指示語〉に注目して本文の内容を理解しよう/〈対比構造〉に注目して論の展開をつかもう/「引用文を用いた問題」の解法をマスターしよう
- 「資料・図表を組み合わせた問題」の解き方をマスターしよう/〈消去法〉を駆使して内容合致問題を解こう
〈小説〉
- 「傍線部中心の言葉の言い換え」公式をマスターしよう
- 登場人物のアンビバレントな心情を読み取ろう/〈指示語問題として解く〉解法を徹底しよう/「引用文を用いた問題」を攻略しよう
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」のレビュー
- オススメ度:★★★★☆
- オススメする人:現代文は共通テストのみ受験する人/共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人
- オススメする時期:現代文の本格的な問題演習を初めて行う、受験年の夏頃
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」は、オススメ度★★★★☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「新・ゴロゴ現代文 問題集共通テスト編」は、現代文は共通テストのみ受験する人や、共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人に向いている問題集になります。
現代文は共通テストのみ受験する人
現代文は共通テストのみ受験する人には、共通テストに特化した解法を学びたい、という人も多いと思います。
そのような人には、「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」のように、オリジナル問題での演習ができる問題集はオススメできます。
特に国公立大の理系学部には、共通テストの国語の比率が高い学部も多いです。そういった学部を志望する人は共通テスト形式の演習にしっかり時間をかけたいところです◎
共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人
共通テストと同様の形式で現代文が出題される大学を受験する人にも、この「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」はオススメです。
大学個別試験よりも少し易しめの共通テストの対策を行うことで、少しずつレベルアップしていくことができます。
一方、記述問題がメインで出題される大学(主に国公立)を受験する人には、この「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」はオススメしません。
記述対策にはかなり時間がかかるため、共通テスト対策に多くの時間を割くことで、思うような対策ができなくなってしまいます。
そのため、共通テスト対策は過去問だけで十分です。
2次試験が解けたら、共通テストも解けます◎
オススメする時期
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」を使うのにおすすめの時期は、春に受験勉強最初の1冊で現代文の「読み方」を一通り学んだあと、本格的な問題演習を初めて行う夏頃です。
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」は読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集ではなく、問題演習メインとなります。
そのため、「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」に取り組む前に、「新・ゴロゴ現代文 共通テスト編」など読み方・解き方が体系的に説明されている参考書・問題集をこなしておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①共通テストのオリジナル問題を解ける、②本文解説が詳しい、という2点が挙げられます。
1.共通テストのオリジナル問題を解ける
現代文の共通テスト対策をテーマにした参考書・問題集には、共通テスト・センター試験の過去問をそのまま収録したものも多いです。
そのため、結局過去問演習と大差ない、となってしまうことも少なくありません。
そのなかで、問題の半分がオリジナル問題からなる「短期攻略 大学入学共通テスト 現代文」は、共通テスト形式の問題をより多く解きたいという人におすすめです。
共通テストに変わってから年数がまだ経っていないので、過去問だけでは不安だな…という人に向いています。
2.本文解説が詳しい
この「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」は、本文の線引きや記号化に注力している分、解説が充実しています。
本文中のどこに着目して答えを出すのか、対比や並立がどこにあるのか、というのが傍線や矢印を用いてわかりやすく図解してくれています。
デメリット
デメリットは、特にありません◎
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」の使い方
ここからは、筆者オススメの「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」のつかいかたを紹介していきます♪
まず通常通り問題を解く
まずは、通常通り問題を解いていきましょう。
「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」は目安となる解答時間が設定されてるので、時間をはかって解いてみましょう!
時間内に解ききれなかったらどうしたらいいの?
時間内に解ききれなかった場合は、時間内に解けたところに印をつけておき、残りの問題も一通り解いてから丸付けに移りましょう。
初見で解くことは1度しかできないから、解かずに採点に行くのはもったいない!
解答・解説からも学ぶ!
現代文読解の問題集は、その問題の性質上、多くの問題は収録されていません。
その分、解答・解説から問題以上の学びを積極的に得ていく必要があります。
たとえば、現代文特有の語句を覚えていく必要があるので、解説についている重要語句のコーナーや、自分自身で理解できなかった文章中の語句を辞書で調べたりします。
また、漢字問題の対策として、「これは出題されたら書けないな」と感じるものをピックアップしておくとよいでしょう◎
特にこの「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」のよいところとして、本文構造の解説が充実しています。
そのため、「どのように本文構造を理解すれば答えを導けるか」という点から、書き込みを解説通りできているか確認するのもよいでしょう。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
現代文読解の場合、翌日などに復習してしまうと問題文を覚えているので、1周やりきってから2周めに入るとよいでしょう。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「新・ゴロゴ現代文問題集 共通テスト編」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!