こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、漢文の勉強に使われる「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」の基本情報
まずは「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編
- 出版社:スタディカンパニー
- 著者:ゴロゴネット編集部
- 最終改訂:2021年
- ページ数:190ページ
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は、スタディカンパニーから出版されている漢文の参考書・問題集です。
ページ構成
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は、以下の30の講から成り立っています。
- 置き字
- 返読文字1
- 返読文字2
- 再読文字1
- 再読文字2
- 再読文字3
- 再読文字4
- 対句1
- 対句2
- 使役1
- 使役2
- 否定1
- 否定2
- 否定3
- 否定4
- 疑問1
- 疑問2
- 反語1
- 反語2
- 反語3
- 仮定
- 限定
- 累加1
- 累加2
- 抑揚
- 比較1
- 比較2
- 詠嘆
- 漢詩1
- 漢詩2
問題の形式としては、かなり短めの漢文があり、それを読んでテーマに沿った小問1~3問が出題されるような形になっています。
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」のレビュー
- オススメ度:★★★☆☆
- オススメする人:大学受験で漢文を受験するすべての受験生
- オススメする時期:漢文句形の基礎固めをする、受験年の春頃
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は、オススメ度★★★☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
筆者は、どんな大学を受験する人も、漢文の勉強の第一歩として句法の基礎固めをするべきだと考えています。
現代語訳する問題は、教科書通りの訳ができると点数をしっかりもらえるからです。
私は高校1・2年生のときから小テストに向けてはちゃんと勉強していたので、漢文句法にはまあまあ自信があったのですが、実際に過去問を解いてみたら全然解けませんでした。
「漢文句法は学校の授業でやったし、助動詞の意味や活用も何となくわかってるな…」ではダメなのです。
「新・ゴロゴ漢文 基礎・必修編」は、漢文句法の基礎固めにぴったりな問題集になっています。
「漢文苦手です、句形はできます」と筆者のもとに相談にくる高校生の方は、たいてい句形の基礎ができていません。基礎ができていないと、勝手な発想でストーリーをどんどんねじまげてしまうんですよね。
ただし、この「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」に収録されている問題はいずれも、短い文章+少ない小問、という組み合わせになっているので、書き下しや現代語訳を通じて句形の練習を徹底したいという人にはあまり向いていないでしょう。
オススメする時期
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」を使うのにおすすめのシーズンは、漢文句形の基礎固めをする、受験年の春頃です。
受験勉強の最初に、漢文句形の基礎をしっかり固めておきましょう。
メリット
本書のメリットとしては、①漢文句形を体系的に演習できる、②書き下し文・現代語訳が充実している、という点が挙げられます。
1.漢文句形を体系的に演習できる
漢文句形を体系的に演習できる「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は、漢文句形の基礎固めのための1冊めにおすすめできます。
2.書き下し文・現代語訳が充実している
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」のすべての問題には、書き下し文と現代語訳がついています。
筆者は、漢文の勉強をする際には、(特に大学の2次試験で漢文が必要な人には)書き下し&現代語訳にあわせて取り組むことをオススメしています。
その点についても、自分で正誤を確認することができる点が、この「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」のメリットの1つといえます。
デメリット
一方デメリットとしては、①句形の定着を徹底する問題がない、②漢文句形の体系的な説明がない、という点が挙げられます。
1.句形の定着を徹底する問題がない
上述の通り、この「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は短い文章+少ない小問、という問題形式になっています。
そのため、書き下しや現代語訳を通じて句形の練習を徹底したいという人は、他の参考書・問題集のほうが向いているでしょう。
2.漢文句形の体系的な説明がない
この「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」は問題集であり、句形そのものに関する問題はありません。
そのため、いきなり問題を解くと、人によっては基礎がグラグラの状態で解くことになってしまいます。
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」を使う際は、合わせて「新・ゴロゴ漢文」で句形に関する解説を読んでから問題演習に進むことをオススメします。
「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」の使い方
ここからは、筆者オススメの「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは、「新・ゴロゴ漢文」をじっくり読んでいく
漢文句形に関する解説は「新・ゴロゴ漢文」が特化しているので、まずはじっくり解説を読んでいきましょう。
解説の中にゴロがあるので、出てきたらゴロを覚えて句形をマスターしていきましょう!
あわせて問題演習をしていく
勉強ではインプットするだけではダメで、あわせてアウトプットして力試ししていく必要があります。
そのため、あわせて「新・ゴロゴ漢文問題集 基礎・必修編」に取り組み、句形の定着度を確認しましょう。
オススメの進め方は、1日1単元解説を読んで解く→確認問題を解く日は、その前に間違えた問題を確認する、というやりかたです!
2周目は、書き下し&現代語訳をしていく
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
2周目以降は、書き下し&現代語訳をしながらすべての問題を解いていきましょう!
というのも、大学入試の漢文において出題される「現代語訳しなさい」「説明しなさい」という問題は、該当箇所を書き下し、1語1語忠実に訳すことで点数をもらえるからです。
2周目でこれだけできるようになろうと思うと、1周目でしっかり句法を理解しておく必要があります!
まとめ
参考書・問題集のレビュー、初回は古文「新・ゴロゴ漢文 基礎・必修編」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!