こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、京都大学卒・元塾講師で、現在も高校生の指導を多く行う筆者が、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて、参考書・問題集のレビューをお届けしていますが、今回は、現代文の勉強に使われる「上級入試漢字」についてレビューしていきます♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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「上級入試漢字」の基本情報
まずは「上級入試漢字」の基本情報について紹介していきます。
基本情報
- 書籍名:上級入試漢字
- 出版社:桐原書店
- 著者:桐原書店編集部
- 最終改訂:2017年
- ページ数:277ページ
「上級入試漢字」は、桐原書店から出版されている現代文(漢字)の参考書・問題集です。
ページ構成
「上級入試漢字」は、冒頭に「最頻出漢字250」があり、その後10の章から成り立っています。
各章は、「書き取り300」「読み取り100/同音異義語100」の計400問が収録されています。
また、各章の最後には、「センター試験(共通テスト)」もしくは「長文問題」という形で、実際の入試問題の形式で漢字の演習を行うコーナーがついています。
さらに、巻末には「四字熟語」のまとめが付録としてついています。
「上級入試漢字」のレビュー
- オススメ度:★★☆☆☆
- オススメする人:難関大学で現代文を受験し、漢字が苦手な人
- オススメする時期:3年間
「上級入試漢字」は、オススメ度★★☆☆☆の参考書・問題集です。
オススメする人
この「上級入試漢字」は、難関大学で現代文を受験し、漢字が苦手な人に向いている参考書・問題集になります。
収録されている問題のなかには、そこそこ難しいものもあるため、「難関大学志望者」をメインターゲットとしました。
ちなみに、漢字が得意な人に関しては、漢字の参考書・問題集は不要です。
適宜、現代文読解の勉強の中で見つけた、読み書きできない漢字をリストアップしておくだけで大丈夫です。
オススメする時期
「上級入試漢字」を使うのにおすすめのシーズンは、3年間いつでも、です。
漢字が苦手な人は、春に受験勉強を開始するタイミングから「上級入試漢字」を始め、受験までに何度も繰り返すようにしましょう。
ただし、理想としては受験学年では読解・記述対策に専念したいところなので、漢字に苦手意識がある人は、高校1年生からコツコツ取り組んでおきたいところです。
メリット
本書のメリットとしては、①圧倒的な問題数が収録されている、②赤シートで繰り返せる、という2点が挙げられます。
1.圧倒的な問題数が収録されている
本書は、全部で4,000問が収録されています。
これだけの問題数をこなせば、すべての問題をカバーできるレベルですし、難関大学で出題されるハイレベルな漢字でも対応できるようになります。
2.赤シートで繰り返せる
本書はすでに答えが書き込まれており、赤シートも付録としてついています。
そのため、他の科目・分野に時間をとられて漢字にはあまり時間を使えない…という場合も、赤シートを使って隙間時間を有効活用して勉強することができます。
デメリット
一方、デメリットとしては内容が上級者向け、という点が挙げられます。
「上級」という名前の通り、収録されている問題にはなかなか難しいものが多いです。
「上級入試漢字」の使い方
ここからは、筆者オススメの「上級入試漢字」のつかいかたを紹介していきます♪
まずは解く
まずは、1セクション(見開き1ページ)を解いていきましょう。
赤シートもついてはいますが、必ず1周めは書いて解くようにしましょう。
わからない問題はリスト化
間違えた問題、自信のない問題については、一覧にしておきましょう。
漢字や語句などの知識は、一覧にして持っておくことで、模試や入試本番の直前の見直しに使いやすくなります。
合わせて意味を確認
漢字の問題として間違えた、自信がない問題以外にも、意味が不安な語句は必ず調べたうえでリストアップしておきましょう。
もちろん、1周で終わらない
勉強の鉄則ですが、どの参考書・問題集も1周だけでは身に付かないので、2周・3周と繰り返します。
まとめ
参考書・問題集のレビュー、今回は現代文の「上級入試漢字」を紹介しました!
これからもさまざまな参考書・問題集の紹介、使い方について記事にしていくので、また読んでくださいね!