こんばんは、Studirector・あぷりこっとです!
このブログでは、高校生・大学受験生に向けて勉強法を紹介する記事をアップしています。
先日の記事から、この春高校生になったみなさんに向けて、大学受験の基礎知識を紹介しています♪
初回は「文系・理系の区分」、2回目は「文系・理系で勉強はどう変わる?」、3回目は「文理選択」というテーマでお話しました。
これまでは「文系・理系」の話をメインにお話してきましたが、まだまだ大学受験の全貌が見えていない人も多いのではないでしょうか?
結局、大学受験ってどんなスケジュールで進むの?
ということで今回は、大学受験のスケジュール(主に一般入試)についてお話したいと思います!
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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大学受験のスケジュール
受験生(高校3年生)になってからの1年間についてお話したいと思います。
4月
高校3年生・4月になると、いよいよ大学受験まで1年を切ります。
ここから本腰を入れて受験勉強を始めるという人は多いでしょう。
これは私の意見ですが、本格的に受験勉強を始める前にやっておきたいことが3つあります!
- 1年間で受ける模試を決める
- 受験校をピックアップする
- 塾・予備校をリサーチする
以前別の記事で詳しく紹介しているので、こちらも読んでみてくださいね。
5月
5月になると、塾や予備校に通っている人は早くも「夏期講習」の案内が来る季節です。
塾・予備校によっては、現役生は優先的に講座を選ばせてくれるところもあります。
また、塾や予備校に通っていない人も、苦手科目・分野を夏期講習で補強する、という可能性もあるので、周りのお友達から情報収集してみてください。
後日、夏期講習の講座の選び方についての記事もアップする予定です♪
7月
7月の頭から、塾や予備校は「夏期講習モード」になります。
現役生の人は学校の授業とも両立する必要があるので、自分の勉強に専念している、という感覚はあまりないかもしれません。
しかし、この時期から「受験生」という感じが本格的に出てきます。
8月
8月は勉強一直線!という感じではありますが、1つ忘れずにやっておきたいことがあります。
それは、「オープンキャンパス」です。
高1・高2のときにすでに参加をしていて、志望大学・学部を変えていない人は行かなくても大丈夫です!
ただ、以前参加した大学・学部から志望が変わっていたり、そもそも参加したことがない、という人はこれを機にキャンパスを見ておくとよいでしょう。
一度は大学に足を運んでおいたほうが、受験のときもスムーズに会場まで行けますね!
9月
9月頃になると高校から「大学入学共通テスト」の出願の案内が来ます。
現役生の人は、高校から一括して出願をするシステムになっている場合がほとんどかと思います。
また、9月になると夏までとは比にならないくらい、模試の回数が増えます!
そのため、休日が急に忙しくなりますが、しっかり復習や振り返りをして次につなげていきましょう♪
10月
10月になると、塾や予備校に通っている人は、これまた早くも冬期講習の案内がやってきます。
ただ、夏期講習のときと違うのは、冬休みに受ける冬期講習だけを申し込むのではなく、その先の1月2月に受ける直前講習なども併せて申し込むケースが多いことです。
「今後の成績によって受験校を変えるかも…」という人もいますが、後から講座の変更も可能なので一旦は申し込んでおきましょう。
この時点で第一志望校向けの講座を申し込んでおけば、覚悟が決まって身が引き締まるよね。
12月
12月になると、塾や予備校で冬期講習が始まります。
各科目の苦手を補強するような講座の多い夏期講習に比べ、冬期講習は「プレ共通テスト」「プレ〇〇大数学」のような、実践的な講座が多いです。
また、私立大学を受験する人は、年明け早々に出願するケースが多いですので、年内に書類などをそろえておきましょう。
1月
1月前半はまず、私立大学の一般入試の出願ピークがやってきます。
秋に高校から一括出願をした共通テストと異なり、個別の大学への出願は完全に自己責任になります。
高校受験の際には願書を中学で確認してくれる、といった親切もあったかもしれませんが、大学受験ではめったにしてくれません(個人的に先生にお願いしたらしてくれるかもしれませんが…)。
出願方法(ネット or 郵送)や出願締切(消印有効 or 必着)などをしっかり調べて、出願をしましょう。
そして、1月中旬には「大学入学共通テスト」が2日間にわたって行われます。
2020年までは「センター試験」という名称で行われていたもので、国公立大学志望者は原則全員受験が必要、私立大学の受験にも使用することができる試験です。
共通テストは本番が終了すると、その日のうちに各塾・予備校が解答を公表し、翌日には新聞各紙にも解答が掲載されます。
受験生たちはこれを見て自己採点を行います。
各塾・予備校が受験生たちの自己採点を回収して、各大学・学部への合格判定が模試と同様に行われます。
そして、この合格判定を見て私立大学の追加出願を決めたり、国公立大学の出願校を決めたりします。
私立大学の追加出願は共通テスト後1週間がピークになります。
国公立大学は1月末~2月初めまでが出願受付期間となります。
2月
2月に入ると、私立大学の個別試験が毎日のように実施されています。
私立大学は同じ大学・学部であっても、複数回受験のチャンスが設けられていることが多いので、無理のない範囲で何度もチャレンジできます(もちろん、事前の出願が必要です!)。
合格発表は、2月の中旬以降がピークになります。
一方、国公立大学の前期試験は毎年2月25日に開催されます。
どの大学・学部も同じ日に受験が行われるので、前期試験に出願できるのは1か所のみです。
大学によっては、試験時間が長い・科目が多いといった理由で2日・3日にわたって開催されることもあります。
3月
3月に入ると、私立大学の後期試験の募集が行われます。
ほとんどの合格者は2月中に決まるのであまり募集人数は多くはありませんが、2月までに思うような結果が残せなかった人には大きなチャンスになります。
多くの大学・学部は共通テストの結果のみを利用するなど、新たに個別試験を受ける必要がない、というケースも多いです。
国公立大学の前期試験も、3月初旬に続々と結果発表が行われます。
残念ながら前期試験に不合格だった人は、9日に中期試験、12日に後期試験を(出願していれば)受験することになります。
ただし、近年は中期試験や後期試験の募集人数は縮小傾向にあります。
めでたく前期試験で合格した人は、中期試験・後期試験の受験資格はなくなります。
3月20日前後に私立大学の後期試験、国公立大学の中期試験・後期試験の結果が発表され、その年の大学受験がすべて終了となります。
まとめ
今回は、大学受験の1年間のスケジュールについてお話しました。
今回紹介したのはあくまで「よくあるパターン」であり、すべての大学がこのパターンにあてはまるとは限らないので、ご自身の志望校について調べるようにしましょう!
また、筆者が具体的にどのような1年間を過ごしていたのか、ということについても「浪人生の1年間」という記事で紹介しているので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
次回以降も引き続き、大学受験ついてお話していくので、また読んでくださいね♪