【大学受験】夏期講習を選ぶポイントは？〜現役生編〜

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです！

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて、５月ももう終わりに近づいていますが、この時期になると早くも夏期講習の話題が出てきますね。

どんな基準で夏期講習を選んだらいいのでしょうか…

と悩める現役生のみなさんも多いのではないでしょうか？

ということで、今回は大学受験に向けた夏期講習の選び方を、主に現役生に向けてお話したいと思います！

大学受験の夏期講習とは？

まずは、大学受験に向けた夏期講習がどのようなものか、というところからお話します。

大学受験向けの夏期講習は、中学受験や高校受験に向けたものとはまったく異なります。

中学受験や高校受験の場合、夏期講習が全科目パッケージになってることが多く、せいぜい選べるのはどの科目を受講するか？という点くらいです。

一方大学受験予備校の場合、ほぼゼロから自分でカスタマイズして、夏期講習の全体像を決めることになります。

科目はもちろんのこと、１つの科目の中にもたくさんの講座があります。

たとえば…

…というように、無限に講座が用意されています。

集団授業を行う予備校の場合、１日約３時間の授業が３〜４日に渡って開催され、これが１講座となっています。

正直、パンフレットを見るだけで１日終わるのではないかというくらい講座数は多いです。

この数ある講座の中から、現在の自分の状況を見極め、必要なものをセレクトしていかなければなりません。

現役生のための夏期講習の選び方

ではここからは具体的に、現役生向けの講座の選び方を紹介していきます。

現役生が講座選びで気をつけるポイントは、以下の２点です。

では、それぞれの観点を詳しく見ていきましょう。

講座を詰め込みすぎない

１つめは「講座を詰め込みすぎない」ということです。

予備校も商売ですから、生徒には一つでも多くの講座をとってほしいという気持ちはあります。

実際、私の友人は「浪人の100万より現役の数10万だよ！」とチューターさんから言われたそうです。

チューターさんも社員さんからそう言うように指導されていたのでしょう。

しかし、多すぎる講座数は現役生だろうと、浪人生だろうと、消化不良を起こします。

夏期講習に限らず、予備校の授業は「予習・授業・復習」を１セットと考えていることが多いので、授業を受ける時間が確保できる、という考えでは大誤算です。

授業の前後には必ず、予習・復習の時間も用意しておかなければなりません。

そのうえ、講習以外に自分で進めたい勉強の時間も必要です。

特に現役生の場合、夏期講習期間の一部は、学校の通常授業と被るので、なおさらです。

そのため、１日に入れられる講習はせいぜい１つ（３〜４時間）が最大だと思っておきましょう。

もちろん、スケジュール的にやむを得ない、という場合は、１日２講座（７〜８時間）というのもアリですが…推奨はしないですね。

夏休み終了までに基礎固めできるラインナップにする

講座選びの注意点、２つめは「夏休み終了までに基礎固めできるラインナップにする」という点です。

現役生も浪人生も、夏の終わりまでは基礎固めに専念し、９月以降は実践的な勉強にシフトしていく、というのがメジャーな勉強法です。

特に現役生の場合は、学校でまだ習っていない範囲が残っていることも多いので、なおさら基礎固めは注力したほうがよいでしょう。

また、現役生の場合は、あまり大学別講座に手を出さないほうがよいでしょう。

大学別講座は、全範囲を一度勉強したことを前提に授業が進むので、基礎固めが十分でないと「初めて聞く話だなあ」となって授業が終わってしまいます。

科目別に見ると、以下のような講座がおすすめです。

国語

国語は、基礎的な本文の読み方・記述問題の書き方を完成できる講座がおすすめです。

古文・漢文の文法が不安なら、文法の講座もよいですが、夏休み前に完成させておきたいところではあります。

英語

英語は基礎的な長文の読み方を完成できる講座がおすすめです。

文法が不安な人は文法の講座もよいですが、こちらも古文・漢文同様夏休み前に完成させておくのが理想です。

数学・理科・社会

数学・理科・社会は、学校でまだ習っていない範囲があるなら、その分野をカバーできる講座がおすすめです。

筆者の経験談

ここからは、筆者の経験談についてお話したいと思います。

現役時の筆者が受講したのは、以下の７講座でした。

今振り返ると、ツッコミどころが多いです。

漢文センター対策

筆者は大の国語嫌い＆苦手だったので、国語は現代文・古文・漢文の全分野とる必要があると考えていました。

漢文は、２次試験不要・センター試験のみだったため、この講座をチョイスしています。

ただ、夏休みは２次試験で必要な科目を優先したほうがよいですし、漢文法が特別苦手というわけではなかったので、なくてもよかったかも、という気はします。

英語（主に長文・総合問題）

英語は主に長文問題を扱う講座を受講しました。

ただ、今考えるとこれだけでは足りなくて、実際の２次試験にゴリゴリの英作文があることを考えると、英作文の講座もとっておくべきだったと思います。

リスニングセンター対策

リスニングのセンター対策講座は、１日完結型の講座でした。

この講座は、「基礎固めしにいく！」というより、他の科目より手に入る過去問の年数が少ないリスニングの、予想問題を確保しにいくという目的で受講しました。

結果、この作戦は成功だったと思います笑

地理センター対策

地理のセンター対策は映像授業を受講しました。

ただ、地理は学校でまだ習っていない範囲も多く、「この話初めて聞くな〜♪」ということも多かったです。

基礎固めの段階では「出てきたものからインプットする」というのはよくなくて、網羅的にインプットして行くべきなので、この講座の受講は失敗でした。

学校でまだほとんど習っていない「地誌分野」に特化した講座のほうがよかったかもしれません。

まとめ

今回は「現役生の夏期講習の選び方」についてお話しました♪

主に大手予備校によくあるパターンについて紹介しましたが、医学部専門予備校のような場合は講座の選択ができなかったり、個別指導塾の場合はもっと細かいカリキュラムが組まれたりします。

塾・予備校によってそれぞれなので、ご自身の通う塾・予備校がどういうスタイルの夏期講習になっているか、チェックしてみてください。

浪人生は、また選び方が異なるので、別の記事で紹介しますね！