京大・文系数学の出題傾向・対策は?元塾講師が解説してみた!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて先日から、各大学合格に向けての、各科目勉強法のモデルケースの紹介をしています。

このシリーズの記事では、筆者自身の大学受験・塾講師の経験から、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話していきます。

シリーズ6回めは、私が実際に受験した京都大学の文系数学編をお届けします!

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

詳しいプロフィールはこちら

目次

京大文系数学の学習ポイント

では、まずは京大の文系数学の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。

京大文系数学の出題傾向

京大の文系数学は150点満点、30点の問題が5題出題されます。

一部配点の異なる問題がある理系と違い、文系はすべて配点が同じです。

関数(微積分含む)と確率はよく出題されているような印象があります。

勉強の心構え

このあと紹介する時期別の勉強法で「まずは網羅系の参考書・問題集で解法をマスターする」と書いていますが、数学は「こう来たらこう返す」のストックをためることが大事です。

京大の場合、文系とはいえどの学部も数学の比重がそれなりにあるのでしっかり勉強時間を確保する必要があります。

ただし、数学だけに頼る勉強はしないで!と声を大にしていいたいです。

数学はどれだけ得意でも、本番で出題される問題との相性次第で出来が大きく変わります。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

現役時代の筆者は数学に頼りっきりで、成績が安定しませんでした。結果、入試本番で数学は大ゴケでしたね…

京大文系数学の時期別勉強法

京大合格に向けた文系数学学習のスケジュールは以下の通りです。

  • 4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固め
  • 8~11月:京大レベルの問題で実践する時期
  • 12~1月前半:共通テスト対策の時期
  • 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
  • 2月;過去問演習の時期

4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固め

この時期は網羅系の参考書・問題集で、数学のあらゆる問題パターンをマスターしていく時期です。

ここはやはり王道、この参考書をおすすめします。

created by Rinker
¥2,101 (2024/12/23 23:57:14時点 楽天市場調べ-詳細)

チャートは例題数が多いので、全部はやらなくてもいいよ!って言う人もいますが、私は1周目は全部解いたほうがいいよ!派です。

理系の人だと数学IIIまであるので「数学Iの数と式なんかは省略しないと時間が足りない」という人もいますが、文系の人は一通りやっておきましょう。

数と式といえどもあなどるなかれ、共通テストでは必ずといっていいほど問われますからね。

また、青チャートは一般的に難しめ、理系向けとも言われますが、京大志望の人は文系でも青までできるようにしておきたいですね。

8~11月:京大レベルの問題で実践する時期

チャートなどの網羅系の参考書で一通りの解法を学んだら、京大レベルの問題で実践をしていきましょう。

私のおすすめは以下の2冊です。

  • 京大の文系数学 27か年
  • 世界一わかりやすい京大の文系数学

これまで紹介してきた他の科目では、駿台から出版されている「京大入試詳解」をおすすめしてきたのですが、数学は「京大の文系数学27カ年」「世界一わかりやすい文系数学」がおすすめです。

「京大の文系数学27カ年」「世界一わかりやすい文系数学」は単元別に章が分かれている点が使いやすいです◎

単元別に分かれていれば、得意なところからやって自信をつけるもよし、苦手なところを重点的にやるもよし。

筆者が使っていた「京大の文系数学27カ年」の場合は、問題にA・B・Cの3つの難易度が割り振られているのですが、Cは難しすぎて本番出題されても差がつかないような問題なので飛ばしてOKです。

難易度A・Bの問題を完璧にしましょう!

ちなみに「世界一わかりやすい文系数学」は収録問題数が60問、27年×5問収録されている「京大の文系数学27カ年」と比べると問題数は少ないです。

12~1月前半:共通テスト対策の時期

12月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。

京大はどの学部も2次試験の比率が高いですが、私大の共通テスト利用や、国公立大後期のことを考えるとしっかり共通テスト対策をしておきたいところです。

数学は問題の解き方自体は一緒ですが、出題のクセ、答え方が全然違うので必ず共通テストの過去問を解いて対策しておきましょう。

1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期

共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。

私大の個別試験に出願した人は、私大の過去問で短めの記述問題を解くこともよいリハビリになります。

夏までに取り組んでいたチャートの中で、苦手なところを中心に解いていくとよいでしょう。

2月:過去問演習の時期

2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。

8月~11月に使っていた「京大の数学27カ年」「世界一わかりやすい京大の文系数学」を使っていた人は2周目にとりかかりましょう。

まとめ

大学合格までのモデルケース、今回は京大文系数学についてでした!

今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。

また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

目次
閉じる