阪大・文系数学の出題傾向・対策は?元塾講師が解説してみた!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて先日から、大阪大学合格に向けての、各科目勉強法のモデルケースを紹介中!

このシリーズの記事では、筆者自身の大学受験・塾講師の経験から、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話していきます。

阪大シリーズ5回めは、文系数学編をお届けします!

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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阪大文系数学の学習ポイント

では、まずは阪大の文系数学の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。

阪大文系数学の出題傾向

阪大の文系数学は大問が3つ出題され、その配点は35%、35%、30%となっています。

理系数学と共通の問題が出る年度もあれば、出ない年度もあります。

問題は決して簡単ではないのですが、基礎的な公式の証明が生きることもあるのが特徴なので、証明の練習は積んでおくとよいでしょう。

勉強の心構え

このあと紹介する時期別の勉強法で「まずは網羅系の参考書・問題集で解法をマスターする」と書いていますが、数学は「こう来たらこう返す」のストックをためることが大事です。

それから、これはどこの大学にも言えることですが、数学だけに頼る勉強はしないで!と声を大にしていいたいです。

数学はどれだけ得意でも、本番で出題される問題との相性次第で出来が大きく変わります。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

現役時代の筆者は数学に頼りっきりで、成績が安定しませんでした。結果、入試本番で数学は大ゴケでしたね…

阪大文系数学の時期別勉強法

阪大文系数学学習のスケジュールは以下の通りです。

  • 4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期
  • 8~10月:阪大レベルの問題で実践する時期
  • 11~1月前半:共通テスト対策の時期
  • 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
  • 2月:過去問演習の時期

4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期

この時期は網羅系の参考書・問題集で、数学のあらゆる問題パターンをマスターしていく時期です。

ここはやはり王道、この参考書をオススメします。

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チャートは例題数が多いので、全部はやらなくてもいいよ!って言う人もいますが、私は1周目は全部解いたほうがいいよ!派です。

理系の人だと数学IIIまであるので「数学Iの数と式なんかは省略しないと時間が足りない」という人もいますが、文系の人は一通りやっておきましょう。

数と式といえどもあなどるなかれ、共通テストでは必ずといっていいほど問われますからね。

文学部・外国語学部は他の学部に比べて数学の配点が少なめなので、「かなり苦手だけど、数学を選択した」という人は黄チャートでもよいでしょう。

そして、証明の練習として各種公式は証明できるようになっておきましょう。

できれば、「証明ノート」のようなものにまとめていると便利です。

8~10月:阪大レベルの問題で実践する時期

チャートなどの網羅系の参考書で一通りの解法を学んだら、阪大レベルの問題で実践をしていきましょう。

私のオススメはこれです。

  • 阪大の文系数学 20カ年

私もまさに8月はこのシリーズをやりこんでいたのですが、ありがたかったのが単元別に並んでいるところです。

単元別に分かれていれば、得意なところからやって自信をつけるもよし、苦手なところを重点的にやるもよし。

「阪大の文系数学20カ年」は、問題にA・B・Cの3つの難易度が割り振られているのですが、Cは難しすぎて本番出題されても差がつかないような問題なので飛ばしてOKです。

難易度A・Bの問題を完璧にしましょう!

11~1月前半:共通テスト対策の時期

11月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。

阪大、特に文系学部は共通テストが配点の半分くらいを占めるところも多いです。

11月は大学別模試が控えているので、まだ100%共通テストにシフトすることはできませんが、共通テスト・2次試験の対策が1:1くらいになっているとよいでしょう。

12月には完全に共通テスト対策に移行しましょう。

この1か月は過去問で練習します。

数学は問題の解き方自体は一緒ですが、出題のクセ、答え方が全然違うので必ず過去問を解いて対策しておきましょう。

1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期

共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。

私大の個別試験に出願した人は、私大の過去問で短めの記述問題を解くこともよいリハビリになります。

チャートの苦手な問題を解くのもよいでしょう。

2月:過去問演習の時期

2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。

8~10月に「阪大の文系数学20カ年」を使っていた人は2周目にとりかかりましょう。

そうでない人は、この時期から「阪大の文系数学20カ年」を始めると問題数が多くて消化しきれなくなるので、収録年数が絞られている「赤本」がオススメです。

まとめ

大学合格までのモデルケース、阪大・文系数学編についてでした!

今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。

また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!

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