神戸大・文系数学の出題傾向・対策は?元塾講師が解説してみた!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

さて前回から、各大学合格に向けての、各科目勉強法のモデルケース紹介・神戸大編をやっております。

このシリーズの記事では、筆者自身の大学受験・塾講師の経験から、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話していきます。

神戸大シリーズ第5回は、文系数学についてお話していきたいと思います♪

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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目次

神戸大文系数学の学習ポイント

では、まずは神戸大の文系数学の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。

神戸大文系数学の出題傾向

神戸大の文系数学は、1問25点の大問3つ構成になっています。

問題には、理系との共通問題が1問、もしくは2問含まれています。

問題の難易度については、やはり理系との共通問題が少し難しい傾向にはあります。

しかし、文系専用問題については、チャートなどの問題の延長線上で解ける問題が多く、ぶっとんで難しい、ということはありません。

特徴として、複数分野の融合問題が多いです。

たとえば、2020年度だと

  • 大問1:整数の性質と、微分積分の融合
  • 大問2:数列と、2次関数の融合

という問題が出題されていました。

勉強の心構え

このあと紹介する時期別の勉強法で「まずは網羅系の参考書・問題集で解法をマスターする」と書いていますが、数学は「こう来たらこう返す」のストックをためることが大事です。

それから、これはどこの大学にも言えることですが、数学だけに頼る勉強はしないで!と声を大にしていいたいです

数学はどれだけ得意でも、本番で出題される問題との相性次第で出来が大きく変わります。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

現役時代の筆者は数学に頼りっきりで、成績が安定しませんでした。結果、入試本番で数学は大ゴケでしたね…

神戸大文系数学の時期別勉強法

神戸大文系数学学習のスケジュールは以下の通りです。

  • 4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期
  • 8~10月:入試問題で実践する時期
  • 11~1月前半:共通テスト対策の時期
  • 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
  • 2月:過去問演習の時期

4~7月:網羅系の参考書・問題集で基礎固めする時期

この時期は網羅系の参考書・問題集で、数学のあらゆる問題パターンをマスターしていく時期です。

ここはやはり王道、この参考書をオススメします。

チャートは例題数が多いので、全部はやらなくてもいいよ!って言う人もいますが、私は1周目は全部解いたほうがいいよ!派です。

理系の人だと数学IIIまであるので「数学Iの数と式なんかは省略しないと時間が足りない」という人もいますが、文系の人は一通りやっておきましょう。

数と式といえどもあなどるなかれ、共通テストでは必ずといっていいほど問われますからね。

また、冒頭の出題傾向でもお話したとおり、神戸大の文系数学は「ぶっとんで難しい問題」はあまり出題されません。

ですので、黄チャートでしっかり対応可能です◎

ただし、学校で青チャートが配布されている、という人は青でもOKです!

8~10月:入試問題で実践する時期

チャートなどの網羅系の参考書で一通りの解法を学んだら、入試問題で実践をしていきましょう。

私のオススメはこれです。

  • チャート式解法と演習数学(黄チャート)
  • 神戸大の数学 15カ年

黄チャートの場合

黄チャートを選んだ人は、4~7月に例題・練習問題(Practice)を完璧にしたうえで、8月以降はExerciseにチャレンジしましょう。

Exerciseはなかなか解きごたえのある全国の入試問題が集められています。

ちなみに、4~7月に青チャートを使っていた人は、そのままExerciseに進むのは避けましょう。

青チャートのExerciseはかなり難易度が上がるので、黄チャートに切り替えるか、後述の「神戸大の数学」にするかのどちらかがおすすめです。

神戸大の数学の場合

「神戸大の数学15カ年」は文系理系共通の問題集になっており、文系問題→文理共通問題→理系問題の順に掲載されています。

ですので、このうち文系問題・文理共通問題をピックアップして解いていきましょう。

私もまさに8月はこのシリーズをやりこんでいたのですが、ありがたかったのが単元別に並んでいるところです。

単元別に分かれていれば、得意なところからやって自信をつけるもよし、苦手なところを重点的にやるもよし。

「神戸大の数学15カ年」は、問題にA・B・Cの3つの難易度が割り振られているのですが、Cは難しすぎて本番出題されても差がつかないような問題なので飛ばしてOKです。

難易度A・Bの問題を完璧にしましょう!

11~1月前半:共通テスト対策の時期

11月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。

神戸大の文系学部は共通テストが配点の半分くらいを占めるところも多いです。

11月は大学別模試が控えているので、まだ100%共通テストにシフトすることはできませんが、共通テスト・2次試験の対策が1:1くらいになっているとよいでしょう。

12月には完全に共通テスト対策に移行しましょう。

この1か月は過去問で練習します。

数学は問題の解き方自体は一緒ですが、出題のクセ、答え方が全然違うので必ず過去問を解いて対策しておきましょう。

1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期

共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。

私大の個別試験に出願した人は、私大の過去問で短めの記述問題を解くこともよいリハビリになります。

チャートの苦手な問題を解くのもよいでしょう。

2月:過去問演習の時期

2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。

8~10月に「神戸大の数学15カ年」を使っていた人は2周目にとりかかりましょう。

そうでない人は、この時期から「神戸大の数学15カ年」を始めると問題数が多くて消化しきれなくなるので、収録年数が絞られている「赤本」がオススメです。

まとめ

大学合格までのモデルケース、神戸大・文系数学編についてでした!

今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。

また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!

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