同志社大・現代文の出題傾向・対策は?元塾講師が解説してみた!

こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!

こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。

先日より、大学別・科目別の、合格に向けた勉強のモデルケースの紹介として、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話しています。

はじめに筆者の母校である京都大学への勉強法を紹介しましたが、京大以外にも塾講師経験の中で指導したことのある大学を中心に、記事で紹介していきます!

これまで京都大学・大阪大学・神戸大学と関西の国公立大学を順番に紹介してきましたが、今回からは初の私立大学・同志社大学を紹介したいと思います♪

同志社大編・初回は現代文編です。

※一部、他の大学と同じアドバイスも含まれます。

筆者:あぷりこっとの経歴
  • 偏差値70台の高校→京都大学 卒
  • 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
  • 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開

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同志社大現代文の学習ポイント

では、まずは同志社大の現代文の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。

同志社大現代文の出題傾向

同志社大学の国語は全学部日程(文系)、学部個別日程ともに、75分で現代文1問・古文1問の計2つの大問を解く形式になっています。

出題される問題は、以下の4種類です。

  • 空欄に入る語句として適当なものを選びなさい。
  • 傍線部の内容について適当なものを選びなさい。
  • 本文の内容に合致するものを選びなさい。
  • 傍線部について説明しなさい(40字以内)。

これらの問題が組み合わさって、小問数は6~7問、という構成になっています。

「傍線部について説明しなさい」という記述問題が、必ず最後に1問用意されています。

また、特徴として、文章が長い傾向にあります。

ここまで紹介してきた大学でいうと、京都大学・大阪大学の現代文が3000~4000字、神戸大学は4000~5000字でした。

それに対し、同志社大学の現代文は5000~7000字…!

問題数は少なめですが、本文を読むのにかなり時間がかかるといえるでしょう。

勉強の心構え

現代文は早いうちに「正しい読み方」を学ぶことが重要です。

しかし残念ながら、高校の先生でこれを教えられる人は意外と少ないのです。

「日本語を読むだけだし…」と思うかもしれませんが、ただただ数をこなしてできるようになるものでもありません。

現役時代の私がしていた勘違いの1つです。

まずは「正しい読み方」を学べる参考書を1冊こなす、自習が難しいなら講習だけでも塾・予備校に行ってみるのがよいでしょう。

筆者:あぷりこっと
筆者:あぷりこっと

筆者は初めて予備校の現代文の授業を受けたときに、ロジカルな解法に衝撃を受けたよ。

本文は、ケチらずにコピーを

現代文の問題文を読むときは、何も書き込まずに読むということはありません。

適宜、本文に書き込みをしながら読んでいくことになります。

もちろん、どの問題も一度解いたきり、というわけではなく複数回解くことになるので、書き込みを消していては時間と消しゴムがもったいないです。

本文だけでも、ケチらずにコピーをしておきましょう。

同志社大現代文の時期別勉強法

同志社大合格に向けた現代文学習のスケジュールは以下の通りです。

  • 4~6月:「正しい読み方」を学ぶ時期
  • 7~8月:私大標準レベルの問題で練習する時期
  • 9~10月:難関私大レベルの問題で実践する時期
  • 11~1月前半:共通テスト対策の時期
  • 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
  • 2月:過去問演習の時期

では、ここからは各時期にやるべきことと、おすすめの参考書・問題集を紹介していきます♪

4~6月:「正しい読み方」を学ぶ時期

4月から6月は、現代文の「正しい読み方」を学ぶ時期。

現代文の参考書・問題集はいろいろなシリーズが出ていますが、どのシリーズも第一巻は読み方から丁寧に教えてくれます。

私のおすすめは、以下の3冊です。

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7~8月:私大標準レベルの問題で練習する時期

現代文の「正しい読み方」を学んだら、次は私大標準レベルの問題で練習を積んでいきましょう!

選択問題と短めの記述問題が収録され、実際の私大の入試問題で練習できる問題集を選びましょう。

私のおすすめは、以下のものです。

9~10月:難関私大レベルの問題で実践する時期

私大標準レベルの問題で選択問題・短めの記述問題の練習を積んだら、次はいよいよ難関私大レベルにチャレンジ!

この時期におすすめの問題集は、以下の通りです。

11~1月前半:共通テスト対策の時期

11月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。

おそらく、同志社大学や、併願する大学を共通テスト利用で出願する人も多いでしょう。

特に、併願大学については共通テスト利用入試での合格可能性を高めておくと、本命・同志社の対策に集中できます。

また、同志社大の現代文は5択の選択問題があり、共通テスト対策と通じるところも多いです。

そのためにも、この時期は共通テスト対策を怠らないようにしましょう◎

12月には完全に共通テスト対策に移行しましょう。

基本的な現代文の読み方は春先にマスターしているので、この1か月は過去問で練習します。国語はセンター試験の過去問も、共通テスト対策に使えます。

1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期

共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。

他の私大の個別試験に出願した人は、私大の過去問で短めの記述問題を解くこともよいリハビリになります。

また、7~8月の「私大標準レベルの問題で練習する時期」に使用していた教材の復習がおすすめです!

2月:過去問演習の時期

2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。

同志社大学は、全学部日程も学部個別日程も、出題形式は同じです。

それぞれの赤本に3年分しか問題が収録されていないので、自分が受験しない日程の問題も入手して取り組むことをオススメします◎

フリマサイトやパスナビで古い年度の赤本を手に入れてやるのもOKです。

まとめ

大学合格までのモデルケース、同志社大編初回は現代文についてでした!

今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。

また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!

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