こんにちは、Studirector・あぷりこっとです!
こちらのサイトでは、高校生・大学受験生に向けて、勉強に役立つ情報を紹介しています。
さて先日から、各大学合格に向けての、各科目勉強法のモデルケース紹介・同志社大編を始めました。
このシリーズの記事では、筆者自身の大学受験・塾講師の経験から、どの時期にどんな勉強をどんな参考書を使ってしていけばいいのかをお話していきます。
同志社大シリーズ第4回は、英作文についてお話していきたいと思います♪
- 偏差値70台の高校→京都大学 卒
- 大学時代には3年間塾講師として数多くの高校生を指導
- 現在はココナラを中心に高校生に学習支援サービスを展開
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同志社大英作文の学習ポイント
では、まずは同志社大の英作文の出題傾向や、おおまかな対策方法について確認していきましょう。
同志社大英作文の出題傾向
同志社大の英語は全学部共通、100分で大問3問の構成になっています。
その中で、最後の大問の最後の1問が和文英訳になっています。
日本語で一文なので、英作文としては長くなく、多くても20語以内で書ける内容が毎年出題されています。
たった1問ではありますが、他の問題が選択問題である中、ほぼほぼ唯一の記述問題なので、配点も少し高めに設定されていることが予想されます。
勉強の心構え
同志社大の英作文の対策で大切にしたいことは以下の3つです。
- 基本的な文法には不安を残さない
- つかえる表現をふやす
- 自信のない表現には手を出さない
基本的な文法には不安を残さない
どの大学を受験するにおいても英文法の基本がなっていることは必要不可欠ですが、同志社大という私大最難関レベルの大学となると、英文法に不安があると大きなハンデになります。
また、同志社大学の英作文の問題は、「英文法問題に出題される中でもっとも難しい問題」として出題されるようなものが多いです。
つかえる表現をふやす
「つかえる表現をふやす」というのは、英作文の基礎の基礎ではありますが、手持ちの表現がなければそもそも問題に手が出ません。
後ほど紹介する基礎固めの参考書・問題集は、表現のストックをふやすために取り組んでいました。
自信のない表現には手を出さない
「自信のない表現には手を出さない」というのは、カッコつけて難しい表現をつかう必要はない、という意味です。
極端なことをいえば、中学1年生レベルの英語でも、正しい文法で言いたいことが伝われば点数はもらえます。
特に阪大の場合、自由英作文もあるので、中学レベルの文法で切り抜けられるところも多いです。
問題を解くなかで、頭に思いついた表現に自信がない場合は、自信をもってつかえる簡単な表現に変換をします(和文和訳という作業です)。
英単語も同じです。
システム英単語、ターゲット1900など、大学受験によくつかわれる単語帳は、単語自体はすべて覚える必要がありますが、書ける必要はありません。
単語帳の前半50%さえ書くことができれば、英作文に対応できるように思います。
後半50%なんて書ける必要はないのです。
ちなみに私は現役時の入試本番で、後半50%の単語に手を出してしまいました…。不合格者が英作文で陥ちいりやすいミスです。
同志社大英作文の時期別勉強法
同志社大合格に向けた英作文学習のスケジュールは以下の通りです。
- 4~7月:文法の基礎固めをしながらやさしめの英作文を書く時期
- 8~10月:構文の参考書を使用してステップアップする時期
- 11~1月前半:共通テスト対策の時期
- 1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
- 2月:過去問演習の時期
4~7月:文法の基礎固めをしながらやさしめの英作文を書く時期
まずは、文法の基礎を固めるための勉強をしていきましょう。
同志社大では「基本的な文法には不安を残さない」というのが大切、と述べましたが、文法を確認しながら、基礎的な文法に則って英作文ができるようにしておきましょう。
私のおすすめは以下の参考書です。
- Next Stage
他にも英文法の基礎を固められる問題集は多いのですが、選択問題を中心的に収録していたり、問題数があまり多くない、というところがネックです。
一方、Next Stageは豊富な問題数と、出題形式のバリエーションが特徴的です。
なかでも、並べ替えの問題・英作文の問題は同志社大対策の第一歩にちょうどよい問題です◎
8~10月:構文の参考書を使用してステップアップする時期
7月までの勉強でやさしめの英作文ができるようになったら、8月からはもう少し内容の難しい英文に触れ、書けるようにしていきましょう。
「内容が難しい」ってどんな問題?
英文法の基礎問題だと、日常生活に即した問題が多いけど、入試問題の場合、少しアカデミックなワードが出てきたり、語数が少々長くなったりするんだよね。
「もう少し内容の難しい英文」に触れられるのが、以下の参考書になります。
- 新・基本英文700選
これは筆者が浪人時代に使っていたものなんだけど、同志社で出題されそうな長さで、少し内容の難しい英文がなんと700も収録されているよ!
この参考書に載っている英文を書けるようになれば、アカデミックなフレーズ、英作文に頻出の構文などなど、収穫は多いです◎
11~1月前半:共通テスト対策の時期
11月に入ると、これまで2次試験に向けて記述問題中心で対策していたところから、共通テスト対策にシフトしていきます。
おそらく、同志社大学や、併願する大学を共通テスト利用で出願する人も多いでしょう。
特に、併願大学については共通テスト利用入試での合格可能性を高めておくと、本命・同志社の対策に集中できます。
そのためにも、この時期は共通テスト対策を怠らないようにしましょう◎
12月には完全に共通テスト対策に移行しましょう。
英語はセンター試験から共通テストになって、特に変わった科目です。センター試験の頃は大問が6つあり、後半の3つが長文読解の問題です。
この後半3問を2年分用意し、80分で解く練習をすると、共通テストの対策になります。
1月後半:マークボケから回復するためのリハビリの時期
共通テストが終わったら、早いうちにマークボケから脱出しましょう。
英作文は共通テスト明けにもっとも鈍っている分野なので、共通テスト後の一週間、一番時間をかけるべきだと思います。
このときに便利なのが、「新・基本英文700選」です。
共通テスト後の1週間くらいで集中的に「新・基本英文700選」の復習をしていくとよいでしょう。
2月:過去問演習の時期
2月に入れば、あとは過去問演習を積んでいきます。
同志社大学は、全学部日程も学部個別日程も、出題形式は同じです。
それぞれの赤本に3年分しか問題が収録されていないので、自分が受験しない日程の問題も入手して取り組むことをオススメします◎
フリマサイトやパスナビで古い年度の赤本を手に入れてやるのもOKです。
まとめ
大学合格までのモデルケース、同志社大・英作文編でした!
今回紹介した参考書については、今後1冊ずつより詳しく紹介できればと考えています。
また、次回以降他の科目・他の大学についてもどんどん記事をアップしていくので、ぜひ読んでくださいね!